皆既後の満月が昇る
2025.3.14|

皆既月食後の満月 2025年3月14日19:57

春めく暖かい夕べ、少し風が出てきましたが快晴です。

東の空に満月が昇ってきました。いつもの満月でしたが、つい先程4時間前には皆既月食となって私たちの地球の影にすっぽり隠れていたはずの月です。地球の裏側のアメリカなどでよく見られ、ライブ中継での皆既食を羨ましく眺めていました。日本では北海道などで部分食の最後の姿がぎりぎりに昇る姿が見られました。欠けた状態で昇ってくるのを「月出帯食」と呼ぶようです。

さらにこの時、月に着陸した探査機が太陽を写していたのですが、「黒い太陽」もちろん月では皆既日食が起こっていたということです。地球上での皆既日食は数分と短いですが地球のつくる本影はデッカイので長時間の皆既になったはずです。

 

冬眠あけのヒメダカ
2025.3.2|願立寺日記

少し暖かくなって水温む感じの朝です。

睡蓮鉢のメダカが元気に泳いでいました。この2ヶ月ほどは何度か寒波もあり氷が張ることもあって冬眠状態だったようです。数えると15尾ほどいます。久しぶりに餌をあげたら、パクパクと飛びついてきました。いよいよ春が始まりました。

願立寺の初代鬼瓦

願立寺鬼瓦(初代)

この鬼瓦は明治末期に大屋根から降ろされ、平成十八年の本堂大修復の折に本堂床下から見出されたものである。幾つかのパーツに分かれており、鉄の金具や銅線で固定されていたという。

本堂が再三建された寛延年間以前の初代鬼瓦である可能性が高く、角の先端が折れている損傷等はあるものの、ほぼ制作当初の原型を留めているようである。また、棟の東西に設置されていたこの鬼瓦は左右一対になっており、東側の鬼瓦は口を開けた阿形(あぎょう)をしており、一方、西側の鬼瓦は口を結んだ吽形(うんぎょう)をしており、東西で阿吽(あうん)、月日、陰陽・雌雄を表しているとも伝えられている。

鬼瓦には凡そ真宗的ではない魔除けの役割もあるようで、この事からも、他宗派の寺院からの移築本堂であることが推察できる。瓦一つをとってみても、それぞれに深い意味が込められているようで、大切な本堂を棟瓦の先端から見守ってくれた意味、歴史などを考えてみたい。

 現在は本堂西側の土塀内側のもとに置かれており、いつでもご覧になり往時を偲んでいただくことができる。

寸法;横幅120cm、高さ60cm、厚み40cm

本堂鬼瓦(棟東側・阿形)

本堂鬼瓦(棟西側・吽形)

🌃星空ナウ(2025年3月)
2025.2.28|

*******************************

星空ナウ(20253)

*******************************

◆宵の東の空にしし座、北よりには北斗七星などの春の星座が昇り、季節の変化を感じさせてくれます。南から西の空にはオリオンを中心に冬の星座が移り、木星や火星も加わってにぎやかな星たちが残っています。長く西空に輝いていた宵の明星、金星が急速に低くなり太陽との合を迎え、やがて明けの明星として暁の東空に舞台を移します。8日前後数日間は日没直後の短時間、普段は見にくい水星を見るチャンスです。金星の左下56度の位置ですので挑戦して見たいものです。

 14日午後には皆既月食が起こりますが、当地大阪では月の出になる頃には皆既月食はほぼ終了し、北海道・東北地方・関東地方他で満月が一部欠けたまま昇ってくる月出帯食となります。月がよく見える高さに昇ってくる頃には普段と変わらない満月に戻っているでしょう。

◆24日、土星の環が見かけ消えて見えなくなってしまう「環の消失」現象が起こります。秋までに3回チャンスがあり、今回は1回目となりますが残念ながら太陽に近く観察は困難です。

土星の環の厚みは数百m程度しかないため、15億km以上も離れた地球から土星の環を真横に見る位置関係になると、環が見えなくなってしまいます。このような現象は土星の公転周期の半分にあたる約15年ごとに起こり、前回は2009年9月に起こりました。

およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」は昨年から特に変化はありません。最近では深夜の東に昇って見やすくなってきました。増光時には2等星程になり、明るい時期は1週間ほどです。急速に暗くなるのが特徴の星で、肉眼で明るく見えるのは2〜3日ですのでチャンスは逃さないようにしたいものです。

0305日  啓蟄(けいちつ)  (二十四節季・寒さが緩み土の中から虫たちが動き出す頃)

0307日  上弦の月    (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

0308日 水星東方最大離角(日没後の西空短時間、金星の左下に数日間水星を見るチャンス)

0311日  ISSきぼう   (◎南西19:21見え始め〜南仰角63°19:24東高く消える)

0312日  ISSきぼう   (○18:32見え始め〜南東30°〜東18:37に消える)

0313日  ISSきぼう   (◎西南西19:19見え始め〜北東仰角38° 19:24北北東に消える)

0314日  ISSきぼう   (◎南東18:30見え始め〜天頂仰角77° 18:35北東に消える)

0314日 満月()               (日没時東におぼんのような月、皆既月食も大阪では見えない)

0315日  ISSきぼう   (△西北西19:17見え始め〜北西17° 19:22北に消える)

0317日 彼岸の入    (春分前後の2週間、自身を見つめ仏法聴聞の大切な機会)

0320日 春分の日(しゅんぶん) (二十四節季・昼と夜の長さが等しくなり春らしくなる頃)

0322日 下弦の月    (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

0323日 金星が内合   (金星が太陽と地球の間に入り込み見えなくなる)

0324日 土星の環消失①   (今年3回ある見かけ消失現象の1回目、太陽に近く観察は困難)

0329日 新月()              (月と太陽が見かけ重なる。部分日食、日本で見られない)

03月29日  ISSきぼう   (◎北西19:40見え始め〜天頂仰角80° 〜19:50南東に消える)

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は1115日頃が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により35分間見えます。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。

また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。23等星くらいの人工衛星が1020個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)木星、火星等は星座間を動きます。

薄っすら屋根に雪
2025.2.24|願立寺日記

夕べに降った雪が大屋根に残って薄化粧です。河内では今期初の積雪です。今年は日本海側で大雪で災害級ですが、こちらでは申し訳ないほどカラッカラッです。以前はそこそこ積もって小さな雪ダルマも作れたものですが・・・

2月27日午後1時30分〜定例の「お逮夜法座」どなた様もお参りください。

宵の明星(金星)が輝く
2025.2.8|/ 願立寺日記

宵の空に金星が凄く輝いています。2月15日に最大光輝(−4.9等)を迎えるのと、厳寒の透明度のよい条件が整いました。流れ雲の合間に。

(撮影:2025.2/8 18:20)

2025.2.7|願立寺日記

YUさんの植えたみかんの木に、「今年始めていっぱいの実が付きました。今までつかなかったのに不思議です」と、奥さん。ご主人百ケ日の日に戴きました。

月面LOVE
2025.2.5|/ 願立寺日記

月面LOVE

上弦の月を撮影しました。月面の欠け際を見ているとたくさんのクレーターや山脈など見飽きることはありません。太陽の光の当たり始めに地形が文字に見えるという事で探してみました。

LOVE の字が見つかりました。OとEが厳しいかもしれませんが、言われてみればという感じです。月面Xも別にあります。画像の矢印によって探してみてください。時間とともに太陽の光の角度が変わるのでチャンスは短いようです。いろんな楽しみ方があるものですね。(撮影:2025.2/5. 18h40m)

寒波の中、最大光輝前の金星と月
2025.2.4|

月齢5.6の月と最大光輝前の金星

この冬一番の寒波がやってきました。西風が強く一時的に雲が飛びさり、真っ青の夕暮れになりました。北国では大雪で大変な便り、北陸ではJCPZの影響で24時間で1mの積雪だとか。河内は申し訳ないくらいカラッカラッの星空に!天頂近くに木星、東に高く火星がオレンジ色に輝いています。

« 前のページへ 次のページへ »