「5/26 皆既月食」曇り空で見えず、残念!
2021.5.27|/ 願立寺日記

2021年5月26日皆既月食 ©️国立天文台

 

残念ながら、関西では曇り空で皆既月食はみることができませんでした。ネットのライブ中継では沖縄や東北、北海道方面では晴れたようです。今回は3年ぶりの皆既で、その時は夕方の月食で天気にも恵まれてとても良くみえました。次回の皆既月食は1年半後、来年の118日にあります。

 

ところで、気になったのはテレビなどの煽る報道言葉です。決して間違いではないのですが、24年ぶりだとか、次回は12年後とか。皆既月食そのものは平均して2年に一度程度の現象で特段珍しいものではないのですが、今回はスーパームーンと重なった皆既月食としてはということで、いかにも貴重な月食ということで番組作りをされているように感じました。

 

「スーパームーン」という造語も月が少し歪んだ楕円軌道で地球を回っているために少し近づいたり遠ざかったりするために、周期的に必ず起こる当たり前のことで、しかも見た目の大きさの差は最大14パーセント。比べるものがないので眺めていて全く気づきません。スーパーというには大袈裟すぎると星好きは密かに思っています。来年の皆既月食のとき「ええー、次は12年後って言ってたのに!」とならないように願いたいものです。ただ、そのことも含めて世間は忘れているでしょうね。

 

あーそうそう、来年の皆既月食の最中に月が天王星を隠すという、それこそとても珍しい「皆既中の天王星食」が起こります。また、ワイワイ騒ぐでしょうね。いやこれも、マニアック過ぎるか()

5月26日の夕べ、皆既月食があります。
2021.5.14|/ 願立寺日記

満月が午後7時前に東の空に登ってきますが、その夜は様子がすこし変わっています。大阪ではすでに部分食が始まっていて、月の下側が少し欠けて登ってくるのです。

 

その後、次第に欠けた部分が広がり、89分にいよいよ皆既(かいき)が始まります。月明かりがなくなって暫く星空が広がり皆既の月がポッカリと浮かぶ感じ、「赤銅色」と呼ばれる皆既月食独特の不気味な満月の色味も興味深いものです。

今回の皆既時間は約20分と短く8時28分に皆既終了。その後次第に元通りの満月に戻っていきます。

 

その日の天気や時刻など条件が整わないとなかなか見ること出来ません。ライブ感覚で時々眺めに出て皆既月食の変化を楽しんでください。

 

国立天文台による解説図

みずがめ座流星群と天体衝突に想う
2021.5.5|/ 願立寺日記

 今夜はみずがめ座流星群の夜で、普段より多くの流れ星が見られます。

金星ほどの明るい流れ星が飛ぶと驚くことがあります。時には満月の明るさの

ものもあり「火球」と呼ばれて驚くことがあります。最近では防犯用や車載カメラが

数多く設置されるようになってレコーダーにその映像が記録され、経路が計算されて

地上に落ちた隕石が発見されるケースも増えてきました。

 

 先ほどウイーンで開かれた国際天文学アカデミーで興味深いシミュレーションが

行われたそうです。「もしも地球に衝突する小惑星が見つかったら」というものでした。

流れ星も隕石も小惑星も大きさが違うだけで地球に衝突する岩石ということでは

同じです。流星なら数ミリ程度、火球は数センチ規模、小惑星ではメートル以上の

規模になります。今回は直径120mの小惑星が衝突の半年前に発見された場合、

現在の人類は対応できるかということがシミュレーションされたのです。

様々な途中経過も報告されましたが、結果は現在の知恵と技術をもって仮に宇宙船を

飛ばし、事前に核の力で小惑星を粉砕しようとしても衝突を回避できないと言う事

でした。最終的には衝突時刻・地点の決定と、そこからの住民避難しか方法がなかっ

たといいます。

その規模の天体衝突は6600万年前のメキシコ・ユカタン半島に衝突し途方もない

大爆発による地球規模の大災害から、恐竜をも絶滅させたことが知られています。

これは数年前に大ヒットしたアニメ映画「君の名は」の天体衝突どころの騒ぎでは

ない事が容易に想像されます。

 

「天文学で飯は食えん!」「役にたたん!」とよく言われます。人や社会に直接役に

立つことは分かりにくいとよく言われます。しかし何千何万もの小惑星を見つけて、

危ない小惑星を選びだす作業が始まっています。未来軌道を計算し少しでも早く

衝突時期を予測できれば、半年ではだめであった衝突も回避の手段も考えられるという

ことは分かっているのです。

 

今、コロナ禍で大騒ぎです。この様な感染爆発は想定外とかで大慌てで、どの対策も

手遅れで解決に至らずただオロオロするばかりの社会を見てると、いずれ必ずやって

くる天体衝突でも、人類はただ無力で絶滅の言葉しか待っていないのでしょうか。

 

人類は恐竜より、少しは賢かった筈です。

宇宙ステーション金星ほどの明るさで上空通過
2021.2.6|/ 願立寺日記

 

 

夕暮れ630分すぎ、ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過していきました。

 

北西の空に見え始め、金星ほどの明るさでみるみる上空へ。

カメラ20分露出で星が短い円弧を描く中、中央上部にあるカシオペア座を突っ切る

斜め直線状の線が、野口飛行士搭乗する宇宙ステーションの光跡です。

数週間の間隔で何度も見えるチャンスがあるようです。

 

ここにきて新型コロナの感染の三波も、少し数字が下がりつつあるようです。

府下の緊急事態宣言についても近々、解除されるかと思われますがお寺の集会の

再開(婦人会定例・お逮夜法座)も状況をみて判断したいと思います。

 

あと少しです。

マスク・手洗い・感染予防(三密)に留意して辛抱しましょう。

長いトンネルも、遠くに出口が見えてきました。

木星と土星の大接近、見ました!
2020.12.21|/ 願立寺日記

先ほど、夕空低く木星と土星の見かけ大接近が見えていました。

肉眼では、よく見ると明るい木星の右上横に土星がくっついているのが分かります。

望遠鏡で拡大して見ると同視野に、木星を周回するガリレオ衛星や土星の環、衛星のタイタンなど

一度に見られて驚きでした。

 

これ程接近するのは前回、1623年ですから397年前、ガリレオガリレイの時代!

と言っても、その時の接近は見かけ太陽に近くだれも見ていないので

実際に見られたのはもっと昔ということになります。

 

中央のくっついた星が木星と土星(明るいのが木星)   右の黒い影は本堂の大屋根

 

少し拡大すると二つの惑星が分かります。

夕べにニ日月と木星・土星大接近
2020.12.17|/ 願立寺日記

 

夕方の南西の空低く、二日月と木星、土星の揃い踏みです。

二日月の右手に二つの星がくっついています。

明るい方が木星、上の少し暗い方が土星です。

これだけ木星と土星が見かけ上近づくのはとても珍しいそうで

21日にさらに近づき最接近。

望遠鏡で倍率を上げても一緒の視野に見えるという。

木星を周回するガリレオ衛星と土星の環、衛星タイタンが一緒に!

 

これほどの接近、前回は江戸時代1623年、次回は60年後、2080年というから、

気の長い話しでもちろん私はこの世にいない。

右の暗い影は本堂大屋根で方角的に見えないかな?と思いましたが、何とか見えました。

撮影は本日12月17日18時40分です。

明日未明、探査機はやぶさ2号地球に帰還
2020.12.5|/ 願立寺日記

小惑星探査機はやぶさ2号がまもなく地球に帰還します。

 

10年前2010年6月のハヤブサ1号帰還の時は、トラブル続きでヒヤヒヤさせられた

ものでしたが、さすがに改良改善の日本の技術はお見事です。

 

今回は通信もエンジンも、小惑星での資料採取のミッションも完璧だったようです。

昨夜サンプルの入ったカプセルも無事に分離され、明日未明にオーストラリア南部の

砂漠に落として、また新たな小惑星に向かって行くとか。

 

今回ははやぶさ本体の突入は無いので、前回のような燃え尽きる花火のような

大火球はなく、カプセルのみの一本の光りの筋になるのは少し寂しいところですが。

 

カプセルの大気圏突入、火球となって飛行する様子を1号の帰還を思い出しながら

楽しみましょう。

野口さんの搭乗する宇宙ステーション、見えました!
2020.11.18|/ 願立寺日記

先ほど18:20頃、野口宇宙飛行士の乗る宇宙ステーションISSが見えました。

お寺の境内からは太鼓楼の上、南南西の空に見え出し、左上方にグングン移動、写真の右端にある

木星ぐらいの明るさでしたが上に上がるにつれ金星ぐらいの明るさに輝いていました。

東の空に移るころに急に暗くなって見えなくなったのは地球の影に入ったのでしょう。

野口さんは一昨日の民間初のロケット打ち上げで無事成功。昨日、宇宙ステーションに移乗されての

状況ですから日本の夜景を宇宙から見られて手を振っておられることでしょう。

 

見え始めたISS。中央の白い軌跡  (右下のギリギリの星が木星)

 

グングン上昇、明るく輝く!(露出はいずれも10秒)

 

地球の影へ、スーーッと消えていきました。(下の赤い星は火星)

 

本堂横に細い月
2020.11.17|/ 願立寺日記

夕方6時過ぎ、本堂横に細い月が見えていました。

中々美しいので慌ててカメラを取り出しシャッターを切りました。

新月から二日目、月齢2の月です。

 

明日のこの時間に、野口宇宙飛行士が搭乗した宇宙ステーションが見えるそうです。

夕方6時15分頃、南西に見え始め左手に、天頂近くで地球の影に入って

見えなくなるまで数分間。金星なみの明るさだそうです。

 

 

 

火星が準大接近
2020.10.6|/ 願立寺日記

準大接近の火星スケッチ

 

火星が接近してとても明るく見えています。

日が沈んで東の空に、不気味なくらい赤く明るく見えています。

地球には2年2ヶ月ごとに近づくのですが前回が大接近、今回は

それに次ぐ準大接近ということで望遠鏡で見ると肉眼で見る月の

ような感じで表面の模様も見えてきます。

 

画像は最接近の今夜に口径20cmの反射望遠鏡、228倍で眺めて

スケッチしたものです。

上に白く点のように南極冠が見え、左に薄暗い模様が確認できました。

右下がオレンジ色に輝いて最も明るい部分でした。地球と同じぐらい

の速さで自転しているので、時間とともに模様が側面から後ろに

回り込んでいくのもよくわかりました。

 

火星は砂漠のような表面に見えますが、近年の探査機の観測から

水の流れや大規模な土砂崩れのあと等が次々と見つかり、かつては

雨が降り、地球と同じような広い海に覆われていた事が

分かってきました。

 

現在の地球温暖化と呼ばれる私たちの住む星の環境についても

いよいよ、火星を鏡にしなければならない時期になってきたようです。

中秋の名月2020
2020.10.1|/ 願立寺日記

 

雲一つない快晴の夕空に名月が昇ってきました。

これほどの条件に恵まれることは珍しいことです。

 

月の模様は昔から色々な喩えが伝わります。

有名なのが、ウサギの餅つき。大きなハサミのカニ。本を読むお婆さん。

パーマをかけた女性の横顔など・・・

想像がたくましくなります。

 

写真にススキの穂が入るとベストですが、今夜はこれにて。

コロナ禍が続きますが、たまには月でも見ながらホッとしないと。

撮影18:46

 

10/1 中秋の名月
2020.9.28|/ 願立寺日記

 

10月1日は中秋の名月のお月見の夜。よく名月は満月と思われますが正確な満月は翌日の

2日。ですから中秋の名月が東の空に昇ってきたのを、よく見ると左下がほんの少し

欠けているのがわかります。

 

お月見は、旧暦8月15日から16日の夜と、日本では旧暦9月13日から14日の夜にも行われ

ます。そのため、お月見で単に「十五夜」、「十三夜」という場合、これらの夜を意味す

ることになります。

月を愛でる慣習は古くからあったようです。日本では縄文時代にさかのぼります。

名月の日に月を鑑賞する風習の始まりは、中国の唐代の頃からということしか分かって

いません。宋代には身分に関わらず街を挙げて夜通し騒ぐ様子が記録されています。

この風習が貞観年間(859-877)の頃、日本の貴族社会に入ってきたといいます。

日本の平安時代の月見は徐々に規模が大きくなり、延喜19年(919)には法皇が日本独自の

十三夜の月見を催されています。当時の日本での月見は詩歌や管弦を楽しみつつお酒を酌み

かわすといった雅味な催しで庶民とは縁のないもだったのでしょう。この頃のお月見は中国、

日本とも宗教的な要素はあまりなく、ただ月を眺めつつ楽しんでいたと考えられるようです。

 

暑い酷暑の夏が終わり、急に涼しくなってきました。お彼岸も過ぎ日に日に夕暮れが早く

なってきています。中秋の名月、月見団子とススキの穂を準備して東の空に昇ってくる

まん丸いお月さまを楽しんで見られてはいかがですか。

 

ps;月の近くに赤く輝く明るい星は、まもなく地球に最接近する「火星」です。

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