11月8日は皆既月食と天王星食
2022.10.31|/ 願立寺日記

◎皆既月食

118日の夕べに皆既月食が起こります。この月食は、大阪ではもちろん日本全国で見ることができます。多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に皆既食となりますから、とても観察しやすいでしょう。満月は、189分から欠け始め、1916分に皆既食となります。皆既となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い皆既食特有の神秘的な色に見えます。皆既食は86分間続いて2042分に終わり、その後は徐々に月は地球の影から抜けて、2149分に部分食が終わります。

 

◎天王星食(月食中に起こる)

また、とても珍しい現象ですが月食の最中に、月が天王星を隠す「天王星食」が起こります。天王星は約6等星の明るさで、薄い青色に見えます。肉眼で見える限界の明るさですから、双眼鏡や望遠鏡などを使って探してみると見つけることができます。いつもの満月のすぐ近くであれば、満月の明るさに負けてしまいますが、天王星の潜入時に月が皆既食中で暗いため、赤銅の月の左下の縁にくっつくように青色の天王星が見つかるでしょう。大阪でのプツと消える潜入は2032分、月から出てくる出現は2121分と計算されています。

 

 

国立天文台HPより(大阪でもほとんど同じです)

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