🌠星空ナウ(2022年11月)
2022.10.26|

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星空ナウ(202211)

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◆今月も夕空南に木星と土星が並んで輝き観望の好機が続きます。土星に望遠鏡を向けると美しい環が見えます。環の傾きは50年周期で年々変化しますが、今年の土星は最も土星らしい環の傾き!と言っていいでしょう。東に昇ってくる赤い星が火星です。この時期の火星の赤みは不気味なくらいです。12月の最接近に向けてグングン地球に近づいてきました。◆注目の8日夕刻には「皆既月食」が見られます。皆既中に天王星食もあるのは珍しいことで必見です。赤銅色の暗くなった月が6等星の天王星に覆い被さる様はさらに神秘的です。◆1718日はしし座流星群が活動のピークを迎えます。33年ほどの周期で無数の流星を降らす「流星雨」が幾度も記録されており、住職も1966年と2001年にこのしし座流星雨を目撃し、数えきれない流れ星に感動したものです。次回は20345年の頃ですがさてこの世で見られるかどうか。

 

1101日 上弦の月     (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

1107日 立冬(りっとう)        (二十四節季の一つ、冬が始まる頃、初雪の便りも)

1108日  満月()             ★(夕刻皆既月食!・皆既中天王星食)

1116日  下弦の月        (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

1117日  ISSきぼう    (18:09南西に見え始め〜天頂〜18:13北東中空に消える)

1118日  ISSきぼう    (17:20南西に見え始め〜南東40°15:06北東に消える)

111718日しし座流星群  (1時間56個程度、明るく速い・稀に大流星雨の可能性)

1119日  ISSきぼう    (○18:09西に見え始め〜北西30°18:13北に消える)

1120日  ISSきぼう    (18:20南西に見え始め〜天頂54°18:26北東に消える)

1122日 小雪(しょうせつ)      (二十四節季の一つ、雪が降りはじめる頃)

1122日  ISSきぼう    (△17:20西に見え始め〜北西20°17:25北に消える)

1123日 新月()                 (月と太陽が見かけ重なり見えない。闇夜で星空観望好機)

1130日 上弦の月     (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

 

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。明るい星が音もなく移動していくように46分間見えます。(数分の誤差あり)

118日夕刻に皆既月食が起こります。全国で見られ大阪も観望のチャンスです。・月食の始まり(18:08)・皆既の始まり(19:16)・皆既の終わり(20:42)・月食の終わり(21:49)

また皆既中の月が6等星の天王星を隠す「天王星食」が併せて見られます。

 

※国立天文台HPより (大阪の星空もほぼ同じ)

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