🌠星空ナウ(2024年12月)
2024.11.30|星
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星空ナウ(2024年12月)
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◆一番日の暮れが早いこの時期、日が沈むと一番星は南西の空に宵の明星・金星が輝きを増してビックリするほどの明るさです。南に土星、東には木星も見えてきます。さらに夜半には赤い輝きの火星も昇ってきます。これらの惑星に加えて、明るい星の多い冬の星座も見頃を迎え、夜空はとてもにぎやかです。
ふたご座流星群は14日が極大。翌日に満月を控えてほぼ一晩明るい月が輝き、条件はよくありませんが、三大流星群のひとつでたくさんの流れ星に期待しましょう。
さらに、8日夕刻には土星食、25日未明にはスピカの食(大阪潜入03:11・出現04:14)という、月が天体を隠す現象が続けて起こります。21日に冬至を迎え夜の時間が長い時期、季節風が吹き始め夜空も澄んできれいな星空が楽しめます。風邪をひかないようにしっかり防寒を。
◆12月13〜14日未明、ふたご座流星群がピークを迎えます。8月のペルセウス群、1月の四分儀群と合わせて3大流星群と呼ばれ例年活発な流れ星が見られます。輻射点がふたご座にあるため一晩中見られますが今年は満月に近く夜空が明るいため条件があまり良くありません。1時間に40〜50個程見られるでしょう。
◆ 今年、およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」ですが、特に変化なく西空に低くなり見えなくなり、今後は明け方未明の東に低く見え始めています。爆発し明るい時期は数日から1週間ほどと考えられるため、明け方に低く見にくいこの時期に爆発すると少し残念ですね。
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12月01日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。月明なく星がよく見える。)
12月02日 ISSきぼう (◎西北18:04見え始め〜北東仰角51°〜17:21東に消える)
12月03日 ISSきぼう (△北北西17:16見え始め〜北東仰角32° 18:45に消える)
12月04日 ISSきぼう (○西北西18:04見え始め〜南西42°〜南東18:09に消える)
12月05日 ISSきぼう (◎北西17:15見え始め〜天頂仰角81°〜南東17:21に消える)
12月07日 大雪(たいせつ) (二十四節季・本格的に冬が到来、山々は雪に覆われる頃)
12月07日 ISSきぼう (△西17:15見え始め〜南西仰角24°〜南東17:20に消える)
12月08日 土星食 (半月前の月が土星を隠します。大阪潜入18:21出現18:47)
12月09日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
12月13/14日ふたご座流星群 (夜半から未明、1時間30個程度の流星、月明あり)
12月15日 満月(望) (日没時東におぼんのような月、月あかりで星空が見にくい)
12月21日 冬至(とうじ) (二十四節季・一年で一番昼が短く、夜の時間が長くなる日)
12月23日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
12月24日 スピカの食 (未明に下弦後の月におとめ座の主星スピカが隠されます)
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※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は2〜7日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。
また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。2等星くらいの人工衛星が10個20個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。
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※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)