法話・感話

盂蘭盆会・戦没者追弔会2022

夏草茂る大和川堤防から二上、葛城、金剛の山並みを望む(夕刻)

 

 

8月15日正午

盂蘭盆会&戦没者追弔会のお勤めをしました。

身内に戦没者がおられ、毎年のようにお越しになる方や、この度初めてお参りになった方もおられました。内陣にお預かりしている遺影を安置しました。

 

始めにNHKの全国戦没者追悼式の中継番組を視聴し、総理の挨拶、正午に合わせて1分間の黙祷、天皇陛下からの御言葉をいただき、堂内の皆さん一同、東京の国技館とテレビリモート参加のかたちをとりました。喚鐘を区切に正信偈のお勤めをし、住職から前住職から聞き伝えた戦前戦後のお話しをしました。

 

境内の築山は簡易防空壕跡、父が掘ったら日露戦争従軍経験のある祖父は、「壕は入口で曲げて出口も作るものだ」と言ったとか。その周りはさつまいもの畑、焼け出された市内の人が食べ物に困り着物と交換してくれとこられたらしい。等々

 

既に直接戦争体験を聞ける方が少なくなり、私たちが語り継ぐ時代と感じます。

 

今日は不戦の誓いをする日

兵戈無用

 

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