願立寺日記

旧屋敷、更地からみる願立寺
2020.2.12|願立寺日記

 

太田の住宅環境が時代とともに大きく変わりつつあります。

 

戦前からある町屋形式の、木造平屋の瓦葺き、中庭があり土間、右に

お勝手、左手に田の字型の畳座敷が襖で区切られ、法事など大勢が集まる時

は襖を外して大広間にできる構造に造られていたものです。

最近は狭くても、駐車場付、空調の効いた快適で合理的な住まいにほとんどが

変わってきました。

 

さらに、つい最近お寺の横の旧屋敷が時代の流れで解体され広大な更地になりました。

山門前を散歩されている人や、お参りの方々がその変わり様に、唖然としながらも

しばらく眺めておられます。

 

「びっくりしました」「変わりましたな」  「こんなに広かったんでんな」  

「どないなりまんの」「やっぱり寂しいでんな」と。

 

600年も続いた家柄の屋敷でした。高い土塀に囲まれた広い旧屋敷に大木が何本もあって

近代は全体が林の様になっていたため、全て無くなった後地から、生まれて

初めてみるお寺の景色に住職も驚いているところです。

 

数年の間には、たくさんの一戸建ての住宅地になる事

そして、ニューファミリーの集う地区に生まれ変わるのではと聞いています。

子ども達の声が賑やかに飛び交う、活気のある所になることを期待したいものです。

ジャガイモの植付け
2020.2.11|願立寺日記

天気が良く、二月とは思えない暖かい日です。

畑のいつもの場所に畝をたて、ジャガイモ(男爵)の植え付けをしました。

 

2月婦人会定例法座
2020.2.7|願立寺日記

今日は婦人会の定例法座

徳因寺の稲垣直来師をお招きして、法話を戴きました。

 

    名を称ぶことの大切さ

         名を称ばれることの有難さ

 

皆さん幸せですか?とのお尋ねから始まったお話しですが

やがて、外国で合法となっている安楽死の話題に。

少々、重い内容でしたが私たち真宗門徒にとって、なぜいのちを

大切に生き抜いていくのか、易しく身近な日暮らしを例にして、

共に考えさせていただきました。

 

立春過ぎの初氷
2020.2.7|願立寺日記

今日はこの冬一番の寒さになりました。

朝早くお参りの○田さんの庭の瓶の水の表面に薄っすらと氷が張りました。

多分今年の初氷かと。

暖冬と言われて2月に入り、立春を過ぎてやっと冬めいてきた感じです。

東北、北海道のみなさんには、笑われてしまう大阪の冬です。

 

田口勇輝さんのオオサンショウウオの保護活動
2020.1.18|願立寺日記

テレビ番組で「命をつなぐ」という毎日放送の動物園の活動を紹介した番組を見ていたら、住職が堺の小学校に勤めていた時に担任をしていた、田口勇輝さんのオオサンショウウオ保護の活動の様子が紹介されていてビックリです。

 

確か彼が小三の時だったか、教室にたくさんのカマキリの子どもを持ってきて大事に育てていたり、卒業後には一緒に百武大彗星を室生観測所で見たのを思い出しました。

 

自然科学、特にオオサンショウウオの研究者の道を選んで、現在は広島の安佐動物公園に勤務し、地元で自然保護活動をしながら、世界の研究者と交流し実績を残されているようで、大変嬉しく思ったことです。

ますます研究を進めて自然保護にも力を注いでください。

 

毎日放送テレビ番組で「命をつなぐ」より(1/18放送)

蠟梅の花
2020.1.13|願立寺日記

蠟梅(ろうばい)の花が盛りです。

年末に葉を黄色にして葉をいっぱい散らしたあと、正月の花として

新春の香りを境内に広げてくれます。

今朝は久しぶりの快晴で朝日に照らされていました。

 

婦人会 初寄り2020
2020.1.7|願立寺日記

恒例、婦人会の初寄りです。

 

奥様方、お寺での年に一度のお楽しみ会です。

息子さんや娘さん家族、孫さんらが帰ってこられて、お正月の

大変な家事の労いも兼ねて、お寺の婦人会でゆっくり楽しんで

食事をされます。ふだんはご法度のお酒も祝い酒として少しばかり。

酔いが進んで○石さんや○口さん、○田さんらの見事な歌声を聞かせて

頂きました。

 

ゲストは、前にも来てもらった「そえんじさん」三度目の登場!

大阪の南で流しを始められてトークもどんどん磨きがかかり、最近は

ラジオ関西、毎週水曜20:30~のパーソナリティも始められたとか。

ご自身の歌や、懐かしい想いでの曲をみんなで歌って盛り上がり

ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

願立寺のベッピンさん一同

二上連山の初日の出
2020.1.1|願立寺日記

金剛、葛城、二上の連山と初日の出の太陽。

歩いて5分の大和川の堤防からの撮影です。

今年は天気も良く、たくさんの方々が来ておられました。

(元旦、7時15分)

 

 

 

修正会2020
2020.1.1|願立寺日記

暖冬かと思いきや、時々急に寒くなったりして冬本番を迎えようと

しています。昨夜、大晦日は三日月と宵の明星が綺麗でした。

 

深夜0時からの修正会が勤まりました。

たくさんのお参りの方々と正信偈をお勤めし、新年のご挨拶をしました。

 

令和二年  子の年

明けましておめでとうございます!

 

年末にはテレビで今年を振り返る企画のランキング番組が次々と放送されて

いました。ラグビーワールドカップ、平成から令和、日韓問題、台風被害や

東京オリンピックへあと一年、あたりでしょうか。私的には、小惑星探査機の

リュウグウの衝撃的な表面画像や、初めて捉えたブラックホールの画像には

目が点になりました。お釈迦さまの歩かれたインドの地をご門徒さんと初めて

訪れたことは忘れられない良い想い出となりました。

あなたの一年は、どうでしたか。充実した年になったでしょうか。

 

最近はあまりしなくなりましたが、年の始めには、今年はこれをするぞ、あれ

をするぞと一年の抱負を言って暫く頑張ってみるのですが、半月もすれば

毎日のことに追われてすっかり忘れてしまうのが常でした。情け無いですね。

気が付いたらあっという間に一年が過ぎてしまったということの繰り返しです。

若い頃は、実績をあげるような何か華やかなことをし続けるのが充実した

生活のように思っていたのですが、年を重ねいい歳になってくると少しずつ

見方や考え方が変わってきたように思います。

一言で言えば「何でもない一日を普通に過ごす事」の大切さがヒシヒシと

感じられる気がしてきました。

 

先輩にこんな事を言えば「何言うてんの生きてるだけで丸儲けや」と

タレントのサンマさんの言葉が飛び出してきそうです。

 

まあ、ボチボチ行きましょう。

 

ダックスのおかげ
2019.12.12|願立寺日記

お参りでのお話しです。

 

そのお宅には可愛いミニチュアダックスがいました。

「いました」ということは最近亡くなったということです。

 

ご主人や奥さんがとても可愛がっておられましたが

5才過ぎにダックス犬特有の椎間板ヘルニアを発症し、うしろ脚が

不自由になってしまいました。

 

その後は、おむつをしてもらいながら10年間

暮らしたことになります。

 

月参りに行くと、玄関を開ける前から鳴き声が聞こえる

ほど活発で可愛い犬でした。

前足だけで上手にスルスルと走ってきますし、目が

クリッとしてとても愛嬌のある賢い犬でした。

 

奥さんは年齢と共に、少しお身体が不自由なところが

あって犬のお世話が次第に厳しくなっておられました。

とても優しい方で、懸命に犬の介護をしておられる様子が

よく分かったものです。

 

今になって、奥さんがしみじみと仰るのです。

 

「私、あの子をお世話していたと思っていたら

反対に、お世話されてたみたいです」と。

 

「あの子を抱いたり、餌の用意をしたり、おむつを

替えたりしていたことが、私の腕に力を残して

いてくれたんです」

 

「今、あの子がいなくなって、腕や握る力が弱くなって

きたのがよく分かります」

 

「もし、あの子が居なかったらもっともっと

私の病気が進んでたと思います」

 

「本当に、あの子のお陰さまなんです」と。

階段
2019.12.3|願立寺日記

 

高齢のお婆さんのつぶやきです

 

いつのまにかえらい歳になりました。

びっくりしますわ。

元気でおらしてもらうのは有り難いことですが、

一緒に遊んでいた人らは

ややこしうなってしもたり、あっちへ行ってしもうたりです。

今年ももうじき終わり、また正月がやってきます。

この間したとこやのに

また、一つ歳をとります。

もう幾つになるか忘れてしもうた。

 

小さい子が階段で遊んでます。

ハッとしたら3段もの上からぴょんと飛んで

「危ないがな!」と言っても

その子はケロッとして笑ろうてます。

私らもあんなことしててんなと、今さら思います。

足元がふらふらして、とっても無理になってしまいました。

 

でも、その子のことが一つも羨ましいことありません

あの子らがやってること、わてらもみんなしてきたし

その子もやがて私らと同じ道を歩んでくれる

ことが分かっているからです。

 

命がここにも繋がってます。

嬉しいことです。有難いことです。

地区佛教会の行事で「水御堂」に参拝
2019.11.23|願立寺日記

秋晴れの一日、佛教会の行事で淡路の本福寺を参拝しました。

真言密教の古い寺院ですが、近年斬新な発想で改築されたようです。

本堂が著名建築家の安藤忠雄氏の設計なる「水御堂」と呼ばれる鉄筋

コンクリートの御堂で、一般的な瓦葺の大屋根でなく、池のような

水盤が屋根に代わり、蓮が植わっていて夏には見事な蓮の花を咲かせる

とのことでした。

階段で地下に降りると薬師如来が本尊として曼荼羅が左右に荘厳されて、

一同で焼香いたしました。

 

グーグルマップより

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