願立寺日記

3月より婦人会定例再開
2021.3.7|願立寺日記

2月末で新型コロナ禍の緊急事態宣言が府下で解除されたことを

うけて婦人会の定例会を再開しました。第三波が猛威を奮った

正月の頃と比べるとだいぶ感染者も減り、落ち着いてきましたが、

0人となっているわけではないのでまだまだ心配です。

マスク、手指消毒、検温を始め飛沫防止のビニール仕切枠も設置

しました。色々大変です。

 

法話は2月に予定していた徳因寺稲垣直来師にお願いしました。

 

テーマは真宗宗歌より

「永遠の闇より 救われし 身の幸なににくらぶべき」

 

自坊での「愚痴ゃ愚痴ゃの会」(グチャグチャの会)での参詣の方の何気ない

日常の愚痴話を話題に優しくお話しくださいました。

 

宇宙ステーション金星ほどの明るさで上空通過
2021.2.6|/ 願立寺日記

 

 

夕暮れ630分すぎ、ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過していきました。

 

北西の空に見え始め、金星ほどの明るさでみるみる上空へ。

カメラ20分露出で星が短い円弧を描く中、中央上部にあるカシオペア座を突っ切る

斜め直線状の線が、野口飛行士搭乗する宇宙ステーションの光跡です。

数週間の間隔で何度も見えるチャンスがあるようです。

 

ここにきて新型コロナの感染の三波も、少し数字が下がりつつあるようです。

府下の緊急事態宣言についても近々、解除されるかと思われますがお寺の集会の

再開(婦人会定例・お逮夜法座)も状況をみて判断したいと思います。

 

あと少しです。

マスク・手洗い・感染予防(三密)に留意して辛抱しましょう。

長いトンネルも、遠くに出口が見えてきました。

睡蓮鉢に分厚い氷
2021.1.8|願立寺日記

 

今朝の睡蓮鉢です。

寒波襲来で分厚い氷が張っていました。コンコンとたたいてみましたが

全く破れません。大阪でこれだけの厚さの氷が張るのは久しぶりです。

最低気温マイナス1.4度、東北、北海道の方からは一笑のもと。

 

昨日は例年なら婦人会の初寄りでしたが、今回はコロナ拡大で残念ながら中止。

暫く落ち着いていた第3波の波が急速に高くなり、東京・千葉・埼玉・神奈川に

緊急事態宣言が発出され、同様の大阪にもまもなく出されそうな様子です。

マスクでの生活がまだまだ続きそうです。

コロナ禍のなかの、修正会
2021.1.1|願立寺日記

新年最初の法事、「修正会」のお勤めを門徒さんと致しました。

コロナ禍が拡大、東京で1300人を越える感染者がでるなか、対策を講じながらの実施と

なりました。おまけに風が強く気温2度の寒さ、お参りが有るのか心配でしたが

紅白歌合戦を見終わられたのか、いつもの熱心なみなさんのお参りでした。

 

普通のことが当たり前にできることを、改めて共に喜びたいと思います。

「夜は必ずあけるもの」

 

明けまして、おめでとうございます!

 

ソーシャルディスタンスをして正信偈のお勤め

 

新年のご挨拶

木星と土星の大接近、見ました!
2020.12.21|/ 願立寺日記

先ほど、夕空低く木星と土星の見かけ大接近が見えていました。

肉眼では、よく見ると明るい木星の右上横に土星がくっついているのが分かります。

望遠鏡で拡大して見ると同視野に、木星を周回するガリレオ衛星や土星の環、衛星のタイタンなど

一度に見られて驚きでした。

 

これ程接近するのは前回、1623年ですから397年前、ガリレオガリレイの時代!

と言っても、その時の接近は見かけ太陽に近くだれも見ていないので

実際に見られたのはもっと昔ということになります。

 

中央のくっついた星が木星と土星(明るいのが木星)   右の黒い影は本堂の大屋根

 

少し拡大すると二つの惑星が分かります。

夕べにニ日月と木星・土星大接近
2020.12.17|/ 願立寺日記

 

夕方の南西の空低く、二日月と木星、土星の揃い踏みです。

二日月の右手に二つの星がくっついています。

明るい方が木星、上の少し暗い方が土星です。

これだけ木星と土星が見かけ上近づくのはとても珍しいそうで

21日にさらに近づき最接近。

望遠鏡で倍率を上げても一緒の視野に見えるという。

木星を周回するガリレオ衛星と土星の環、衛星タイタンが一緒に!

 

これほどの接近、前回は江戸時代1623年、次回は60年後、2080年というから、

気の長い話しでもちろん私はこの世にいない。

右の暗い影は本堂大屋根で方角的に見えないかな?と思いましたが、何とか見えました。

撮影は本日12月17日18時40分です。

明日未明、探査機はやぶさ2号地球に帰還
2020.12.5|/ 願立寺日記

小惑星探査機はやぶさ2号がまもなく地球に帰還します。

 

10年前2010年6月のハヤブサ1号帰還の時は、トラブル続きでヒヤヒヤさせられた

ものでしたが、さすがに改良改善の日本の技術はお見事です。

 

今回は通信もエンジンも、小惑星での資料採取のミッションも完璧だったようです。

昨夜サンプルの入ったカプセルも無事に分離され、明日未明にオーストラリア南部の

砂漠に落として、また新たな小惑星に向かって行くとか。

 

今回ははやぶさ本体の突入は無いので、前回のような燃え尽きる花火のような

大火球はなく、カプセルのみの一本の光りの筋になるのは少し寂しいところですが。

 

カプセルの大気圏突入、火球となって飛行する様子を1号の帰還を思い出しながら

楽しみましょう。

共命鳥の話

阿弥陀経に説かれている浄土には六種の鳥が描かれていて、

それぞれ仏様のはたらきを表していると言います。その中に共命(ぐみょう)の鳥がいます。

お寺の内陣や家庭の内仏の彫物にも見かけることもありますが、

特徴は一つの胴体に二つの頭という浄土の空に舞う架空の鳥です。

 

色々な説がある中で、浄土に生まれるまえの前世で二つの頭はとても仲が悪かったと

言われています。

片方の頭がこちらに行こうと言っても、もう一方の頭はいやこっちに行きたいと。

食べたいものも正反対。もっと遊びたいと言っても、片方は早く帰りたいという。

身体が別々の兄弟であれば好きなようにできますが、身体が一つですから

いつも喧嘩になってしまいます。

 

やがて喧嘩が高じて頭にきた片方の頭が、もう一方の頭に毒の実を食べさせたのです。

ところが身はひとつ、自分にまで毒がまわりはじめて両方とも命を落とす羽目になったのです。

ただ、命を落とす寸前、毒を食べさせた頭が命の大切さにはたと気付いて懺悔したと言います。

 

「今まで喧嘩ばかりしてきたものの、何とか元気に過ごせたのもあなたがいてくれたからだった」

「私の命は二人の身体の上にあったのだ」と。

 

私たちの世界でもよくある話ですね。

子どもの時は仲良しで人気絶大だった兄弟も勝負に主張が対立して仲違い、

結局、全てを失ったこともありました。

生前、喧嘩ばかりしていた爺ちゃん婆ちゃんが、一方が亡くなったとたん、

その大切さに気づいて涙することもよく聞く話です。

 

決して人ごとではありません。わたくしごとなのです。

良いこと悪いことと一言で片付けないで、全てを仏さまの説法として受け止めたいものです。

小野の浄土寺
2020.11.20|願立寺日記

 

小野市にある極楽山浄土寺を訪れました。

最近テレビ番組でも報道され、夕方の西陽が堂内に導かれ阿弥陀三尊の

荘厳が見事だと紹介されていたのでチャンスがあればと思っていました。

 

今夕は残念ながら雲が厚くて夕日の阿弥陀様を拝顔することは出来なかったものの、

国宝の浄土堂(阿弥陀堂)に入ったとたん、堂中央に安置される見事な阿弥陀様に圧倒されました。

観音、勢至の菩薩を左右に5メートルを越す仏様は正に大仏でした。快慶仏師の傑作。

浄土堂(阿弥陀堂)の直線状の屋根勾配が往時を偲んでいました。

 

阿弥陀三尊のおられる国宝浄土堂(阿弥陀堂)

 

浄土堂内の阿弥陀三尊 (出典:入場栞より)

 

鐘楼堂と拝殿

 

境内は広く静かで、開山堂、本堂(薬師堂)、経蔵等が中央の池の周りに配置されていました。

野口さんの搭乗する宇宙ステーション、見えました!
2020.11.18|/ 願立寺日記

先ほど18:20頃、野口宇宙飛行士の乗る宇宙ステーションISSが見えました。

お寺の境内からは太鼓楼の上、南南西の空に見え出し、左上方にグングン移動、写真の右端にある

木星ぐらいの明るさでしたが上に上がるにつれ金星ぐらいの明るさに輝いていました。

東の空に移るころに急に暗くなって見えなくなったのは地球の影に入ったのでしょう。

野口さんは一昨日の民間初のロケット打ち上げで無事成功。昨日、宇宙ステーションに移乗されての

状況ですから日本の夜景を宇宙から見られて手を振っておられることでしょう。

 

見え始めたISS。中央の白い軌跡  (右下のギリギリの星が木星)

 

グングン上昇、明るく輝く!(露出はいずれも10秒)

 

地球の影へ、スーーッと消えていきました。(下の赤い星は火星)

 

本堂横に細い月
2020.11.17|/ 願立寺日記

夕方6時過ぎ、本堂横に細い月が見えていました。

中々美しいので慌ててカメラを取り出しシャッターを切りました。

新月から二日目、月齢2の月です。

 

明日のこの時間に、野口宇宙飛行士が搭乗した宇宙ステーションが見えるそうです。

夕方6時15分頃、南西に見え始め左手に、天頂近くで地球の影に入って

見えなくなるまで数分間。金星なみの明るさだそうです。

 

 

 

報恩講2020 コロナ禍での執行
2020.10.17|願立寺日記

報恩講2020が勤まりました。

 

コロナ禍の中で開催を思案しましたが

世間で言われている「三密」の感染予防に注意して実施しました。

 

検温、手の消毒、座席を開けて、窓をあけて風を通し、

参詣のみなさんにはマスク着用をお願いしました。

もちろん先生にも講師特製のマスクシールドです。

 

講師は正行寺前住職の當麻秀圓師

今年は「 弥陀の名号稱えつつ  信心まことにうるひとは 」を講題に

短縮二座の法話を聴聞させていただきました。

お念仏の本当の意味 「コペルニクス的転回!」でした。

 

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