願立寺日記

府下緊急事態宣言に伴う、法務の自粛・中止について
2021.7.31|願立寺日記

大阪の新型コロナ感染者数が1040/日となり急激な増加となっています。

また、デルタ株と呼ばれる変異ウイルスの脅威があるようです。

 

政府からも8/28/31までの再度の緊急事態宣言が発令されることが決定

しました。残念ですが念のため、お寺の法務も下記のように自粛、中止を

させていただきます。

 

東京オリンピックではメダル獲得も多数で、勝っても負けても選手のみな

さんの頑張りが励みになります。家で静かに応援したいものです。

 

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緊急事態宣言中

月参り・・・自粛し毎朝8時に寺勤めとします。宜しければお参りください。

      自宅勤め希望の方は連絡ください。お参りします。

法事・・・・ご予約いただいた年忌等、感染対策をしてお参りします。

葬儀・・・・感染対策をして実施します。

婦人会・・・8月は中止します。

お逮夜法座・8月は中止します。

盂蘭盆会・815日正午 感染対策して実施します。

 

※緊急事態宣言が解除されましたら、平常法務に戻ります。

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境内のソテツ、珍しい開花
2021.7.28|願立寺日記

珍しいソテツの花の開花とその後の様子です。

 

この時期になるとソテツは新芽を出し、みるみる新しい葉が中心から出て

伸びていくのですが、今年は様子が違いました。

始めに黄色のおまんじゅうのようなのが出てきて、日に日に上に伸びてき

たのです。

一週間程で写真のようなトウモロコシ状の長さ35センチの花が咲きました。

珍しくてこんなの見たことがありません。

 

710日ソテツの雄花

 

その後も成長を続けて長さは40センチにもなり、やがて色が黄土色になり

茶色がかってきました。形も少し曲がって枯れてきたようです。

いくら思い出しても前回の開花を思い出しません。少なくとも数十年振り

の開花と思われます。

 

ソテツはシダ類のように古代から姿を余り変えていない植物のようです。

毎年、クルクル変わる人間さまのサイクルは、このような気の長ーーい

植物には無縁のように呆れているかもしれません。

 

722日ソテツの雄花

三木の伽那院、巡拝
2021.7.21|願立寺日記

梅雨明け十日の酷暑で快晴の日、兵庫県三木の伽那院を参拝しました。山陽道、三木東インターから右折、大谷交差を山間に入るとすぐ仁王門が見えてきます。仁王さんは上半身ほとんどがなく一部が残存の状況で驚きましたが、これは嘗て秀吉との戦いの場になった折、殆どが焼失したものであるとか。舗装された農道横に堂宇が点在する様子で、右手広場奥に崖があって見事な柱状節理、綺麗な断層が紹介されていました。

 

正面二天堂から階段を登ると金堂(本堂)、多宝塔が夏の蝉時雨のなかしっとりと佇んでいました。金堂(本堂)は密教形式で中央に結界格子がある形式、焼香、合掌させて頂きました。本尊は毘沙門天でした。近年、賽銭泥棒があるため、防犯カメラを設置してされ撮影されていること、申し訳なさそうに丁寧に案内されていました。参拝中一人もお会いしなかったので致し方ないことでしょう。

左手に山伏が炊き上げる広場と行者堂があり、10月の体育の日には日本中から沢山の山伏行者が参集し近畿最大の採燈大護摩があるという。さぞかし荘厳なことか。

 

それにしても最近訪れるている小野、三木周辺には寺院の古刹が多い。この地も農道沿いに伽藍が残っているように見られるが嘗ては見事な大堂伽藍配置であったことが容易に想像されます。それこそ奈良に向かうシルクロードの到着前の地に、仏教文化が開花していたような場所にではないかと想像を逞しくしました。大谷山伽那院、入山料は草引き3本は誠にセンスがいい。しっかり賽銭を弾まないといけない。秋の紅葉の時期は格別だろう。

 

二天堂

 

金堂(本堂)と多宝塔

 

参道に続く石仏群

 

山伏が集い大護摩が焚かれる行者堂前

喚鐘の調査

鐘の音を録音される明土氏

 

梵鐘や半鐘を調査研究をされている明土真也氏(東京)がお見えになり小一時間、写真を撮影したり、鐘の音を録音されました。

 

江戸中期、安永年間に寄進されたもので、本堂が再建されたのが寛延年間であることから再建後およそ20年ほど経過した頃と見られます。寄進者として大坂島之内の平野屋利右兵衛の名と、取次として源助の名が刻まれており、当寺に縁のある篤信者がおられたとのことが想像されます。

 

明土氏によると、この鐘の特徴は「エン」と呼ばれる帽子の短いツバ状のものがが上部に8枚あるのが珍しいとのことでした。弱く突いても良く鳴る鐘で、内部のひび割れもなく250年間経過しても良好な状態が保たれているとの説明でした。

イソヒヨドリ
2021.5.30|願立寺日記

 

イソヒヨドリ(磯鵯)

スズメ目、ヒタキ科に分類される鳥の一種。アフリカユーラシア大陸に広く分布し、和名どおり海岸や岩山などで多く見られる。

磯や岩場に多く生息し、外見がヒヨドリに似ていることからこの和名がついているが、鳥類学上ではヒヨドリ科ではなくヒタキ科に分類されており、まったく別の鳥である。(ウイキペディアより)

 

コロナ禍で月参りをお休みしています。朝8時に当日の逮夜を本堂勤めしており、ご門徒さんもお参りにお越しになります。

ちょうどその時間、坊守が本堂屋根、鬼瓦のてっぺんにイソヒヨドリを見つけて写真にしました。ヒヨドリの鳴き声と違ってとても綺麗な、透き通った声が特徴的です。

 

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○コロナ禍による、お寺の法務変更

 

620日まで 月参りお休み(緊急事態宣言中)

67日    婦人会定例 お休み

・毎日朝8時  当日分の逮夜 本堂勤め(よければお参りを)

・葬儀、中陰、年忌法要等は感染対策をしてお勤めします。

 

620日までの緊急事態宣言が解除されましたら、21日より平常の法務に戻ります。

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「5/26 皆既月食」曇り空で見えず、残念!
2021.5.27|/ 願立寺日記

2021年5月26日皆既月食 ©️国立天文台

 

残念ながら、関西では曇り空で皆既月食はみることができませんでした。ネットのライブ中継では沖縄や東北、北海道方面では晴れたようです。今回は3年ぶりの皆既で、その時は夕方の月食で天気にも恵まれてとても良くみえました。次回の皆既月食は1年半後、来年の118日にあります。

 

ところで、気になったのはテレビなどの煽る報道言葉です。決して間違いではないのですが、24年ぶりだとか、次回は12年後とか。皆既月食そのものは平均して2年に一度程度の現象で特段珍しいものではないのですが、今回はスーパームーンと重なった皆既月食としてはということで、いかにも貴重な月食ということで番組作りをされているように感じました。

 

「スーパームーン」という造語も月が少し歪んだ楕円軌道で地球を回っているために少し近づいたり遠ざかったりするために、周期的に必ず起こる当たり前のことで、しかも見た目の大きさの差は最大14パーセント。比べるものがないので眺めていて全く気づきません。スーパーというには大袈裟すぎると星好きは密かに思っています。来年の皆既月食のとき「ええー、次は12年後って言ってたのに!」とならないように願いたいものです。ただ、そのことも含めて世間は忘れているでしょうね。

 

あーそうそう、来年の皆既月食の最中に月が天王星を隠すという、それこそとても珍しい「皆既中の天王星食」が起こります。また、ワイワイ騒ぐでしょうね。いやこれも、マニアック過ぎるか()

新型コロナワクチンの予約
2021.5.23|願立寺日記

今年も睡蓮が花をつけました。

 

新型コロナワクチン接種がいよいよ我が市でも開始されました。住職も高齢者ですので、世間様より早めに打ってくださるとか。

市の案内にそって21日午前9時予約受付開始と言うことで時刻に合わせて電話・iPad・スマホを準備しました。坊守にも助けてもらいながらいざ、0000秒にアクセス!

 

ところが、テレビで皆さんが言っている通りでした。何回やっても繋がらず、ネット予約もアッ!という間に締切。当然電話も何十回掛けても「録音の冷たい返事・・・」情け無い事にこのたびは諦めました。

多分何千、何万もの電話やネットアクセスが集中してガッカリされた高齢者でいっぱいだったことでしょう。

 

みんな平等の日本の民主主義、賢い人がいっぱいいるのに、どうしてこんなにヘタクソなのかと、ついついボヤキも出てしまいます。

 

大阪も、緊急事態宣言発令で皆さんの自粛のお陰か、新規感染者が500人を切る日が続くようになってきました。もうの少し辛坊です。

 

○お寺の法務

・月参り、お休み中(緊急事態宣言中)

527日 お逮夜法座  お休み

6  7日  婦人会定例  お休み

 

暫くお待ち下さい。

5月26日の夕べ、皆既月食があります。
2021.5.14|/ 願立寺日記

満月が午後7時前に東の空に登ってきますが、その夜は様子がすこし変わっています。大阪ではすでに部分食が始まっていて、月の下側が少し欠けて登ってくるのです。

 

その後、次第に欠けた部分が広がり、89分にいよいよ皆既(かいき)が始まります。月明かりがなくなって暫く星空が広がり皆既の月がポッカリと浮かぶ感じ、「赤銅色」と呼ばれる皆既月食独特の不気味な満月の色味も興味深いものです。

今回の皆既時間は約20分と短く8時28分に皆既終了。その後次第に元通りの満月に戻っていきます。

 

その日の天気や時刻など条件が整わないとなかなか見ること出来ません。ライブ感覚で時々眺めに出て皆既月食の変化を楽しんでください。

 

国立天文台による解説図

みずがめ座流星群と天体衝突に想う
2021.5.5|/ 願立寺日記

 今夜はみずがめ座流星群の夜で、普段より多くの流れ星が見られます。

金星ほどの明るい流れ星が飛ぶと驚くことがあります。時には満月の明るさの

ものもあり「火球」と呼ばれて驚くことがあります。最近では防犯用や車載カメラが

数多く設置されるようになってレコーダーにその映像が記録され、経路が計算されて

地上に落ちた隕石が発見されるケースも増えてきました。

 

 先ほどウイーンで開かれた国際天文学アカデミーで興味深いシミュレーションが

行われたそうです。「もしも地球に衝突する小惑星が見つかったら」というものでした。

流れ星も隕石も小惑星も大きさが違うだけで地球に衝突する岩石ということでは

同じです。流星なら数ミリ程度、火球は数センチ規模、小惑星ではメートル以上の

規模になります。今回は直径120mの小惑星が衝突の半年前に発見された場合、

現在の人類は対応できるかということがシミュレーションされたのです。

様々な途中経過も報告されましたが、結果は現在の知恵と技術をもって仮に宇宙船を

飛ばし、事前に核の力で小惑星を粉砕しようとしても衝突を回避できないと言う事

でした。最終的には衝突時刻・地点の決定と、そこからの住民避難しか方法がなかっ

たといいます。

その規模の天体衝突は6600万年前のメキシコ・ユカタン半島に衝突し途方もない

大爆発による地球規模の大災害から、恐竜をも絶滅させたことが知られています。

これは数年前に大ヒットしたアニメ映画「君の名は」の天体衝突どころの騒ぎでは

ない事が容易に想像されます。

 

「天文学で飯は食えん!」「役にたたん!」とよく言われます。人や社会に直接役に

立つことは分かりにくいとよく言われます。しかし何千何万もの小惑星を見つけて、

危ない小惑星を選びだす作業が始まっています。未来軌道を計算し少しでも早く

衝突時期を予測できれば、半年ではだめであった衝突も回避の手段も考えられるという

ことは分かっているのです。

 

今、コロナ禍で大騒ぎです。この様な感染爆発は想定外とかで大慌てで、どの対策も

手遅れで解決に至らずただオロオロするばかりの社会を見てると、いずれ必ずやって

くる天体衝突でも、人類はただ無力で絶滅の言葉しか待っていないのでしょうか。

 

人類は恐竜より、少しは賢かった筈です。

本堂大屋根にカモ
2021.4.30|願立寺日記

 

 

カモさんが本堂の大屋根にとまっていました。

雀を始め、鳩やヒヨドリ、椋、カラス、たまにはウグイスなどを

見かけるときがありますが、カモが屋根を歩いているのは初めてのことです。

環境が少しずつ変わってきているのかと思います。     撮影:若院

 

大阪府の新型コロナ感染も1000人超えの日が続き、第4波の真っ最中です。

2年続きのゴールデンウィークの緊急事態宣言。

 

57日の婦人会は中止です。

永代経法要、感染対策をして実施
2021.4.7|願立寺日記

ビニールで仕切っての法話、ソーシャルディスタンス

 

 

春の法要、永代経のお勤めをしました。

折から、新型コロナの第4波かもというときで万が一のことも考え

換気、検温、消毒、ソーシャルディスタンス等々の感染対策をして

参詣の方々をお迎えしました。

 

講師机との間に透明セロハンの設置をみて皆さん

「えらい事になりましたなあー」とつぶやいておられました。

いつもならみなさんしっかり声に出して共にお勤めをと、ご案内

するところですが、この度は「小さな声で」「口の中で」と

情け無い言葉がけになりました。

 

法話は、満誓寺 竹林真悟師から昼夜ニ座、心に刺さるご法話を

いただきました。

永代経法要
2021.3.31|願立寺日記

タラの芽が膨んできました。

五年ほど前に気仙沼の星友、横川さんから頂いた数本のタラの木です。

毎年、春を告げるように芽を出してくれます。

 

 

永代経法要

4月7日 昼の座14:00〜  夜の座19:00〜

法話: 満誓寺 竹林真悟師

 

大阪府下もコロナ感染が第4波になりかけて心配ですが、感染対策をして

法要を執行いたします。どうぞお参りください。

 

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