星
🌠星空ナウ(2023年12月)
2023.11.29|星
*******************************
星空ナウ(2023年12月)
*******************************
◆今年は夏が長く、紅葉の秋はアッという間に冬になりました。22日に冬至を迎えます。この時期は夜が長く、星空を長い時間見ることができます。宵の時間には、南西の空に土星、南の空に木星が輝いています。月が18日には土星に、22日には木星にそれぞれ近づき、年の瀬の夜空を彩ります。ふたご座流星群は、14日深夜から15日未明にかけて活発になることが期待されます。月明かりの影響もなく、多くの流星が見えそうです。明け方の南東の空には、明けの明星、金星が物凄く輝きやがて正月を迎えます。
12月04日 ISSきぼう (○17:48北北西低空見え始め〜仰角29°〜17:51東北東に消える)
12月05日 ISSきぼう (○18:35西北西に見え始め〜仰角42°〜18:39南南西に消える)
12月05日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
12月06日 ISSきぼう (◎17:47北西低空見え始め〜天頂88°〜17:53南東に消える)
12月07日 ISSきぼう (△18:36西低空見え始め〜南西13°〜18:39南南西に消える)
12月08日 ISSきぼう (○17:46西見え始め〜南西25°〜17:52南に消える)
12月08日 大雪(たいせつ) (二十四節季・本格的に冬がはじまり、山々は雪に覆われる頃)
12月13日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。)
12月15日 ふたご座流星群 (三大流星群の一つ、1時間30個程度の流星・経路は短く速い)
12月20日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
12月22日 冬至(とうじ) (二十四節季・一年で一番昼が短く、夜の時間が長くなる日)
12月27日 満月(望) (日没時東におぼんのような月)
※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は15〜20日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるよう北です。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界開けた場所なら見えるかも。
また、別のスターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。1〜2等星くらいの人工衛星が10個20個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。
※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)
小惑星9063(Washi)
2023.11.8|星
小惑星9063(Washi)(鷲)
小惑星に住職の名前がついていて、それを11月8日に星友の岐阜県在住、水野義兼さんが大きな望遠鏡で撮影してくれました。明るさは17等級でとても暗くて肉眼では見えないし、私の小さな望遠鏡ではとても写りません。感謝感謝です。それにしてもギリギリですね、中央の波線の間にある微かな光点です。わかりますか?
阪神タイガース 38年ぶりの日本一!
阪神タイガースがリーグ優勝し、日本シリーズ戦ではオリックスバッファローズに4勝3敗で競り勝ちでシリーズ優勝!、38年ぶりの日本一になりました。11月5日は一ファンとしてもワクワク、どきどき大変嬉しい日となりました。それにしても岡田監督・選手の皆さんお見事でした!
38年前を振返えると、たしか阪神が日本一になった年は色々あった年でした。8月には御巣鷹の日航機墜落の大惨事がありました。搭乗者に歌手の坂本九ちゃんやタイガースの球団社長の名前があり、追悼の意での戦いは今回は横田選手の若逝とも重なっていたように思います。
当時、10月8日夕刻、ソ連のコスモス人工衛星が火球となって、甲子園での阪神戦でも中継カメラの視野に夜空に流れる火球が撮影されていたこともニュースになっていました。運良く当夜は住職がジャコビニ流星群の観測に室生観測所に出かけていた時で、タイミングよく手持ち撮影した火球写真が朝日新聞に掲載されトピックとなったものです。住職34歳、長男が生まれた年で、あの有名なハレー彗星が回帰した前年(半年前)にあたります。
彗星が76年周期であることから今年は半周回って太陽系の端近くの遠日点を通過、転回し、再び地球に向け帰ってくることになっています。マラソンで言えばちょうど折り返し点通過のイメージでしょうか。ハレー彗星が次回帰って夜空に大彗星となって輝くのは38年後の2062年ですから住職が生きておれば110歳、当然この世ではとても無理ですから。お浄土の一等席から眺めて見たいと思っています。(笑)それまでにタイガースは何回日本一になってるか楽しみです。まさかまた38年かかったりして・・・。「38」がキィワードになりました。
今のハレー彗星の位置、マラソンでの折り返し点
🌠星空ナウ(2023年11月)
2023.10.28|星
*******************************
星空ナウ(2023年11月)
*******************************
◆ 日没がどんどん早くなり、空はあっと言う間に暗くなっていきます。3日に衝※となる木星が、南東の空に一番星、とても明るい光を放っています。右手南の空には、それよりもずいぶん穏やかな明るさの土星が輝いており、まさにこのニ大惑星が見頃となっています。土星の少し下には、秋の星座では唯一の1等星であるフォーマルハウトも見つけられます。夜の早い時間帯には西の空にしぶとく見えている夏の大三角が、深夜に沈んでいくころには、東の空から冬の大三角が姿を現し、オリオン座やふたご座が高くなり季節の移り変わりを感じる星空となってきます。
(※衝:太陽と真反対の位置、太陽ー地球ー惑星と並び、地球との距離も近く一晩中見え観望好機)
11月05日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
11月08日 立冬(りっとう) (二十四節季・木枯しが吹き、木々の葉が落ち、冬が始まる頃)
11月13日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。闇夜になり星空が美しい)
11月13日 おうし座北流星群 (一晩中可能・1時間2個程度の流星・火球が混じる・活動期間長い)
11月15日 ISSきぼう (○18:21南西低空見え始め〜18:24天頂75°に消える)
11月16日 ISSきぼう (○17:32南南西に見え始め〜南東34°〜17:37東北東に消える)
11月17日 ISSきぼう (◎18:20西低空見え始め〜北西33°〜18:24北に消える)
11月18日 ISSきぼう (◎17:31南西低空見え始め〜北西62°〜17:37北東に消える)
11月18日 しし座流星群 (夜半から未明・月の条件良し・1時間4個程度の流星・稀に大流星雨)
11月20日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
11月20日 ISSきぼう (○17:30西見え始め〜北西22°〜17:35北北東に消える)
11月22日 ISSきぼう (△17:31北西に見え始め〜17:35北に消える、ただ仰角11°)
11月22日 小雪(しょうせつ) (二十四節季・雪が降り始める頃、まだ積る程ではないので小雪)
11月27日 満月(望) (日没時東におぼんのような月、未明に日本各地で部分食)
※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は15〜20日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるよう北です。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界開けた場所なら見えるかも。また、別のスターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。1〜2等星くらいの人工衛星が10個20個と連なって行列飛行する様子は必見です。(よくUFOと間違えられます)
※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)
🌠星空ナウ(2023年10月)
2023.9.24|星
*******************************
星空ナウ(2023年10月)
*******************************
◆ 日の出の時刻が遅くなり、日の入りがずいぶん早くなったことを実感します。 この頃は一日1分、十日で10分の割で日の出入りが変わっていきます。日の入り後、星が見えだすと、西空の高い位置にまだ夏の大三角が見えています。振り返って、東の空にはペガスス、アンドロメダ、ペルセウス、カシオペアなど、秋の星座が占めるようになってきます。
夕空、南東の空にポツンと光るのが土星。東の空には土星より明るい木星が見えてきます。また、明け方の空には、さらに木星より明るく金星が明けの明星として輝いています。
29日の未明には、ほぼ日本全国で見られる部分月食が起こります。未明の西空で満月が4時38分に欠け始め、5時14分欠けが最大(直径の13%)となり、月没直前の5時54分に終了します。今回は左側がほんのちょこっと欠ける小規模の部分食となります。
10月01日 ISSきぼう (△18:37北低空見え始め〜北北東17°〜18:40北東低空に消える)
10月02日 ISSきぼう (○19:24北西低空に見え始め〜19:27北西45°に消える)
10月03日 ISSきぼう (◎18:36北北西低空見え始め〜北北東42°〜18:41東に消える)
10月04日 ISSきぼう (△19:25西北西低空見え始め〜19:28南西28°に消える)
10月05日 ISSきぼう (◎18:36西北西見え始め〜南西54°〜18:42南南東に消える)
10月06日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
10月08日 寒露(かんろ) (二十四節季・夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃)
10月15日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。金環日食、日本で見られない)
10月24日 霜降(そうこう) (二十四節季・秋本番になり山野に霜が降り始める頃)
10月22日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
10月22日 オリオン座流星群 (夜半から未明、月の条件良し、1時間5個程度の流星)
10月29日 満月・部分月食 (日没時東におぼんのような月、未明に日本各地で部分食)
※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は1〜6日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるようです。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界開けた場所なら見えるかも。また、別のスターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。1〜2等星くらいの人工衛星が10個20個と連なって行列飛行する様子は必見です。(よくUFOと間違えられます)
※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)
一週間後、明るくなり淡い尾を引く西村彗星
9月2日未明(04h07m)、西村彗星の様子です。前回から一週間ほど経ってずいぶん明るくなってきました。頭部の明るさは6.7等、右手に薄く伸びるのが彗星特有の尾で、視野の端まで1度以上伸びているようです。双眼鏡を使うと見え、肉眼ではまだ見えません。今どんどん太陽に近づいていて9月17日に一番近づいてぐるりと回って南の空に見えなくなります。その頃3〜4等程度まで明るくなりますが残念ながら太陽に近づき過ぎて見ることはできないようです。
※つぶやき
一般のニュースではいかにも簡単に見えそう記事やアナウンスがありますが、実際にはかなり観測経験のあるマニアの方が明け方の、地平線沿いに双眼鏡や望遠鏡を使ってギリギリ見える彗星だと思ってください。長い尾を引いた大彗星のような写真も紹介されていますが、高度な画像処理を施してやっとできた写真ですでそのつもりでご覧ください。肉眼彗星は頭部がせめて2等程度まで明るくならないと見えません。それも条件次第です。
スターリング衛星、八尾でも見えました。
2023.8.19|星
何回か挑戦して見えなかったスターリング衛星、八尾の夜空で初めて見ました。8月19日午後8時10分ごろ西北西の空を右上に、移動していきました。
個数は多くて数えられませんが、感じとしては20〜25個程度か、2等星ほどの星の行列で先頭から最後まで角度は約20度、移動スピードはISS国際宇宙ステーションと同程度で比較的速く見えました。
今回は慌てていて手持ちのスマホ15秒露出でバリバリの手ブレ撮影、一枚画像で実際のイメージを表現できないのが残念ですが、まずは様子が分かったので次回はきっちり三脚を用意してみることにしましょう。動画でないといけませんね。
たくさん人工衛星が一列になって音もなくスーーットと移動していく様子は、迫力があり見事です!
画像の中央のぼんやりとした線状に写っているのがスターリング衛星です。2023.8/19 20:10 15秒露出
« 前のページへ | 次のページへ » |