🌌星空ナウ(2025年4月)
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星空ナウ(2025年4月)
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◆ 寒さが緩み気軽に星空を眺められる時期になりますが、春の空は花粉が飛散し大陸からの黄砂の影響で晴れてもどことなくかすんで見え、星の観望に適した季節ではありません。夕方西に低くなったオリオン座もやっと三つ星が見える程度、月が昇っても「おぼろ月」状態で季節の移り変わりを感じます。天頂西にしし座、北よりに北斗七星はくっきりと見られますので、目印に北の方向をいつも教えてくれる北極星を探してみましょう。
◆ およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」は昨年から特に変化なく、爆発の周期が延びているようです。最近では深夜の東に高くなり見やすくなってきました。増光時には2等星程になり、明るい時期は1週間ほどですのでチャンスは逃さないようにしたいものです。
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04月04日 清明(せいめい) (二十四節季・春風が吹き暖かくなり、天地が明るく清らかになる頃)
04月05日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
04月01日 ISSきぼう (◎北西18:57見え始め〜天頂73°〜19:04南東消える)
04月03日 ISSきぼう (△18:57西に見え始め〜南西22°〜南19:02に消える)
04月13日 満月(望) (日没時東におぼんのような月、夜空明るく星は見にくい)
04月20日 穀雨(こくう) (二十四節季・穀物に恵みの雨がたっぷりと降りそそぐ頃)
04月21日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
04月22日 こと座流星群極大(こと座中心に流れ星の多い夜、まれに流星雨がある)
04月27日 金星が最大光輝 (明けの明星として明け方未明に輝き、白昼にも見える)
04月28日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。闇夜になり星空の観察好機)
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※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は1〜3日頃が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。
また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。2〜3等星くらいの人工衛星が10個20個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。
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※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)木星、火星等は星座間を動きます。