願立寺日記

報恩講が勤まります
2019.10.4|願立寺日記

今年も下記の日程で2日間、拙寺報恩講が勤まります。

ご門徒内外の皆さんどなたでも、誘い合わせどうぞて御参詣ください。

正信偈のあと法話があります。

 

令和元年10月16日(水)午後2時~、午後7時~の二座,(夜の座で御伝鈔の拝読あり)

令和元年10月 17日(木)午後2時~、一座

法話:正行寺前住職 當麻秀圓師

※本年の御伝鈔は上巻前半の拝読です。親鸞聖人ご誕生から得度へ。

 

第7回願立寺寄席 真宗落語会
2019.7.7|願立寺日記

七夕の夕べ、第7回の願立寺寄席、真宗落語会を開催しました。
遅い梅雨入り、梅雨になってからの雨続きに足もとを
心配しましたが前日当日と好天に恵まれ、日曜日とも重なって
沢山の方々がお見えになりました。(85名)

 

今回のお題
林家染ハ 「軽業」
桂 治門 「犬の目」
桂小春団治 「夢観音」

 

染ハさんはお若いですが結構な大ネタ、鳴物も入る噺で熱演、
扇子に指を乗せて綱渡りの口上が目を引きました。

治門さんはこの寄席が始まった頃は「これが4回目の高座で」と汗をかいて
おられましたが、そろそろベテランになられました。犬の目をもらう古典で

落ちもよく知られていますが皆さんの爆笑を誘っていました。

小春団治さんはさすが、オーラがちがいました。親鸞聖人の御遠忌
に合わせて創作された噺で親鸞と恵信尼さんを引き合わせた観音さま
が現代に…

 

又二年後にと皆さんに約束して、笑いのひと時をお開きとしました。

来年は「お寺でコンサート」を予定しています。

 

 

お寺の七夕コンサート 「光誉祐華ライブ」
2018.7.7|願立寺日記

2年に一度開催の「お寺でコンサート」です。
12年前の本堂大修復を機に、年一度は御門徒内外老若を問わず
誰でも参加できる催しということで、真宗落語会とコンサートを
交互に開催しています。

 

今回は、光誉祐華さんに歌とトークのライブをお願いしました。
奈良の下市の浄土宗西迎院のお若い副住職さんで各地でライブ
活動をされています。日々の身近かな話題からお念仏の大切さを
オリジナルの歌を交えながら語っていただきました。

 

当日は大雨の警報が連日出されるあいにくの雨模様の天気で
集まりが心配されましたが、楽しみにして頂いていたのか
たくさんの皆さんがお越しになり、歌とトークに聴き入って
おられました。

 

 

 

河内音頭でギネスに挑戦!
2017.9.9|願立寺日記

 

八尾河内音頭まつりでギネス世界記録に挑戦!ということで9月9日夕刻、

久宝寺緑地で行われ、参加してきました。住職の所属している団体も参加

協力ということで半分動員、半分、興味深々でしたが、なんとなんと

見事に記録更新、2872名が認定されギネス記録になりました。

 

なかなか審査は厳しく、入場で二時間ほどかかり、肩に整理番号のシールを

貼られたり、浴衣・帯・草履(下駄)の衣装もチェックされ、腰にしてい

たウエストポーチはだめで預けさせられました。高齢の方々には立ったままの

待ち時間が大変だったろうと思います。とにかく、ギネス達成でよかったよかった。

 

太田の皆さん、ご門徒さんもたくさん参加されていました。ギネス前には太田の

ジャイナ音頭保存会がグランプリで連覇されたとか。おめでとうございました。

慈願寺の名宝展 見学
2017.7.27|願立寺日記

八尾寺内町、慈願寺さんの名宝の展示を御門徒さんと一緒に行って

来ました。

会場場所は「千塚」という高安山山麓にある「市立歴史民族資料館」

とても田舎でした。

事前にお願いしていたこともあり担当の学芸員の方から、大和川の

付け替えを初め、河内木綿や市内の寺院のかなり古い頃からの

歴史の話を伺いました。

今回のテーマの蓮如上人との深い繋がりのある慈願寺さんの寺宝に

ついても詳しく解説頂き、往時の八尾の真宗門徒の熱意を感じました。

参加の方には歴史に興味深い方もおられ、突っ込んだ質問も

されていました。参加10名

 

睡蓮の話
2017.6.2|願立寺日記

 

睡蓮鉢の睡蓮が赤い小さな花を咲かせました。

陽当たりが余り良くない所にあるので花に気づくのも遅くなります。

調べてみると3日ほどで咲いたり萎んだりを繰り返し、一つの花が

終わるようです。

昼間、日が昇ると花が咲き、夕方になって辺りが暗くなると萎むらしく、

睡蓮の「睡」の意味につながると記されていました。

恥ずかしながら、少し前まで「水蓮」とばかり思っていました。

蕾がまだいくつかあるようなので、一つの花の命は短いようですが、

次々と連なって咲き睡蓮を楽しませてくれそうです。

命の連なり、「蓮」の字の意味にもなっているのでしょうか。

真宗落語会2017
2017.5.20|願立寺日記

真宗落語会

平成29年6月7日(水)19:00~20:30 (開場18:15)

願立寺本堂

開催協力金(木戸銭)500円

出演

桂小春團治    「おかみそり」

桂花団治        「がまの油」

桂    小梅        「時うどん」

三味線:花登益子

ご門徒内外を問わず、どなたでも来場いたただける気軽な落語会です。

椅子席は70席、座布団も準備しております。

駐車場有り

 

案内ポスター

清々しい一日
2017.5.18|願立寺日記

 

一年に幾日もない真っ青の空でした。

日没後の西空です

夕焼けの向こうに遠く六甲の山並みがくっきりして

透明度が抜群でした。

こういうチャンスを見逃す手はありません

また見れる

そのうちまた有るからと

つい思いがち

一期一会

人に会うことも

同じ事象に出合うことも二度と無いのです

太鼓楼がヤオマニアの表紙に
2017.3.17|願立寺日記

八尾市観光協会発行のYaomania(ヤオマニア)2017春号の表紙に、

自坊の太鼓楼と門前の様子が描かれましたので紹介します。

犬を連れた散歩の方や、通りを歩く子供たち風情がとてもよく

描かれていて、のどかな太田のひと時が感じられます。

 

「太田を歩く・すがいひでかず絵」

 

冊子の記事の特集には大和川の付替や河内木綿など、

太田の歴史的なことから現在の様子が読みやすく紹介され、幾つかの

食堂も案内されていました。

観光協会や、市役所、コミセン、有名書店などに置かれています。(無料)

NHKBSプレミアム 番組 「地球という星をつかめ 伊能忠敬」に協力
2016.12.23|願立寺日記

ひょっとしたら番組に登場するカモ、と定例でもお話ししていました

NHKBSプレミアムの放送が12月22日ありました。

 

岡本信人、扮する伊能忠敬が地球の大きさ計測へ挑戦することを

テーマにした真面目な科学番組ですが、北海道別海町での実地観測

の場面で、数秒ですが住職が登場しました!

復元した子午線儀で地元の高校生が観測する場面で、ミドリ色の

レーザーポインターで観測星を案内したり、ちょっとしたコメント

での登場です。まばたきしたら見過ごすぐらいの短時間でした(笑)。

 

放送終了後、「見ましたよ」メールを戴いたり声がけを頂きました。

感謝です。(10/21記事参照)

 

1月5日0時~、再放送

「NHKBSプレミアム「コズミックフロントNEXT地球という星をつかめ 伊能忠敬」

 

番組TV画面より

 

レーザー光線で星の案内をしました。北極星が高い!

伊能忠敬の歩いた北海道
2016.10.21|願立寺日記

伊能忠敬の歩いた北海道

~ 住職のとんぼ帰り旅行記 10/18-20 ~

 

伊能忠敬の時代には北海道は蝦夷(えぞ)と呼ばれていました。忠敬は日本列島の姿を始めて正確に測量し、日本地図を完成させた偉人と紹介されています。今回、ご依頼があり、忠敬が歩き、実際に星を観測した地に立つことができました。場所は北海道別海町の海岸。大阪の伊丹空港から羽田で乗継ぎ、道東の中標津に降立ちました。車で走り出すと北海道の秋がみごとで、地平線まで真っ直ぐの道、周辺は広大な牧場や白樺と紅葉の林、空港から一時間余りで現地に着くことができました。

 

秋の北海道 尾岱沼から知床半島を望む

 

現地では、今回のチームの手になる「子午線儀」が既に完成していました。忠敬が天測のため持ち歩いた子午線儀を復元したとか。地面に南北線を引き、北と南に長短の棒を垂直に立て、白い糸を張り、糸の下に観測者が寝転がり目標の星の南中を観測するというのが子午線儀の仕組みです。糸一本では観測者の目の位置で誤差が生じるため上下複線にし、糸が弛まないように、糸の最後に錘をつけます。錘を桶に水をはった中に入れてあるのを不思議に思いましたが、観測中の風の影響で糸が揺れないようにという工夫と聞いて恐れいりました。「昔の人は偉かった」の言葉通りのようです。

 

子午線儀

別海町の海岸に「伊能忠敬測量隊・最東端到達記念柱」として碑が建っていました。忠敬の最終の目的は「地球の大きさを知りたかった」らしく、日本地図作りはその副産物といってもよいくらいだそうです。今回は衛星放送の番組で忠敬を特集し、科学番組を作るということが目的。忠敬が行った観測を、同じ現場で現代の学生さんが観測する。特定の星の南中を決め、同時にその星の南中高度を横で観測するという。ただ星の素人ばかりで実際にどの星を見るのかを順にレーザーポインターを使って案内するのが、今回の私の役目でした。

 

日没後、星が見え始め、白鳥座のデネブから観測は始まりましたペガサスの星まで、十数個の星の南中を観測することができたのです。これを、200年前に、チョンマゲ、脇差、袴、わら草履の忠敬測量隊一行が行ったのかと思うとなんとも言えない感慨を覚えました。江戸から蝦夷までを数カ月かかって海岸線を歩き、星の高度の変化を観測する。やがて、緯度1度の距離を約28里と求めた。その結果、地球の半径を約6400Kmとほぼ正確に決定していったという。その努力にただただ感動するものです。北へ行けば行くほど北極星の高度が高くなり、南の星は低くなる。忠敬が地球の丸さを体感していたことを、私たちも時を越えて感じたものでした。

 

忠敬は四九歳で家業を引退、家督を息子に譲り七三歳で亡くなるまで、自身の興味関心の本当のことが知りたいことを学習し実践しました。古代インドの人生観には四住期という見方があります。人生を学生期、家住期、林住期、遊行期に四つに分けるという。忠敬のこの偉業を思うとき、この林住期という人生のクライマックスに、地球を測るということに捧げた、得難い求道者のようにも思えるのです。                  (住職)

 

〇番組放送は12月22日22時~、NHKBSプレミアム・コズミックフロント「伊能忠敬」の予定

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