オーストラリアの星空 ③
2020.2.24|

南の星の動き

 

南の極点星の動きです。私たちがふだん北の空で目にする北極星にあたる星が

ありません。撮影は1時間の露出で星は時計まわりに回転します。

地上は宿泊のコテージ、赤い光の筋は私のヘッドライトの動きです。

 

逆さオリオン

 

北の空 高く、見馴れたオリオン座が逆さまにみえて驚きです。

南半球では夏の終わり、季節も台風の回転も逆、オリオンもひっくり返しで

何もかもが違います。

 

明け方の銀河と黄道光

 

明け方の東の空、天の河と黄道光がクロスして、その中に火星、木星、土星が縦に

並んでいます。天の河は銀河系の平らな大きな渦巻きですが、その中心部を横から

眺めていることになりレンズ状に見えています。

 

今回、集まった星仲間とオーナー夫妻  (筆者左端)

 

ワディ一番のご馳走!サバンティーニで買った巨大伊勢エビ

奥田シェフによる塩ゆで

 

 

同行の壽郎さん作 ツアーワッペン

 

オーストラリアの星空 ②
2020.2.19|

コテージ南側の観測場所

 

同行の津村さんの40cmドブソニアン(右)と18cmイプシロン

これで見るイータカリーナや大マゼランのタランチュラは凄かった。

 

南天の天の河と大マゼラン雲

 

雷雲が通りすぎて星空が戻ると、南天の象徴の南十字星が横倒しで見え始めます。

下方には一等星アルファ ケンタウリが輝き、右端の雲状天体は肉眼でもよく見える

大マゼラン雲です。写真に撮ると形状がはっきり写り星雲であることが分かります。

 

南十字星付近の銀河

 

時間が経つと星は上に登り、星座の向きが十字星らしくなってきました。

ズームアップすると、右手のイータカリーナ周辺におびただしいほどの星雲星団が

確認できます。十字星の左下の星の無い黒い部分は暗黒星雲で背後の星の光を

隠しています。

 

大マゼラン雲

 

南十字星ともう一つ象徴的なのは「大マゼラン雲」右手にドカンと動かない

雲のように見えます。上部の明るい部分を拡大すると一見、毒蜘蛛の姿に見える

ことからタランチュラ星雲と呼ばれています。

 

 

オーストラリアの星空 ①
2020.2.18|

星友6人でオーストラリアのパース近郊に南の星空を見に行ってきました。

関空からシンガポール経由でパースまで。約11時間。

暫く前は大規模な山火事が心配でしたが、今は新型コロナ感染が話題の

中心で、後数週間ずれたら入国も難しかったかもしれません。

 

目的地パースの北、ワディファーム

パース天文台

 

初日にはパース天文台を訪れました。

パースの市街からレンタカーで1時間ほど東の丘に、こじんまりと10基ほど

の観測ドームが設置されていました。事務所横には展示ホールもあり女性の

職員さんが親切に対応してくださいました。

 

ワディ周辺

 

ワディの日没

 

目的地の宿泊施設はパースから車で北に3時間、1号線を110kmで飛ばして

着いた「ワディ ファーム」というコテージが立ち並ぶリゾートでした。

周りはほんとに何にもない大平原です。

 

西に沈む星とスパーリング衛星の光跡

 

薄明が終わると驚くほどの星空が広がりました。

さすがに南半球、西の星は左下に動き沈んでいきます。左に横切る光跡は最近話題の人工衛星の

行列「スパーリング人工衛星群」の通過していく様子、右下の輝星は宵の明星「金星」です。

宵の明星 金星
2020.2.14|

太鼓楼の横に輝く金星、寺境内より

 

今、夕方の南西の空にとても明るく輝く一番星があります。

宵の明星、金星です。

 

周りに目立つ星がないので特に輝いてみえます。

これから5月の連休明けまで西空に見え続けますのでぜひ

眺めてください。

 

部分日食を見る会、曇り空の為中止
2019.12.26|

 

本日予定していた部分日食を見る会は残念ながら

中止にしました。

 

昨日の快晴の天気とうって変わって、朝から雲に覆われ、

たまに隙間からうっすらと太陽が覗きましたが、肝心の

午後には分厚い雲に阻まれました。残念!

 

次回は来年の6月21日(日)に台湾で金環日食があり、

その時、大阪では50パーセントを越える欠け具合の大きな

部分日食になります。

夕方で、見やすい時間帯ですので期待しましょう。

本堂から登る冬の星たち
2019.12.15|

 

急に寒くなって星空が美しくなりました。

 

昨年の北天に続き、今回は東の空に登る冬の星たちです。

合計の露出時間は60分

 

左上の明るい星がぎょしゃ座のカペラ

本堂の大屋根からオリオンの三ツ星が見え始めたところ。

 

低い位置が航路になっているらしく航空機の光跡が

たくさん写っています。

幼稚園でレンズ遊び (牛乳パックで望遠鏡作り)
2019.12.12|

 

近くの幼稚園の宇宙部さんでの星遊びです。

 

今回は、凸レンズと凹レンズを使って子どもたちと

レンズ遊びをしました。

大きくなったり、小さくなったり、ぼんやりかすんだり

ひっくり返ったり、不思議なレンズ

 

遊びの中から、望遠鏡の仕組みを見つけていきます。

お寺で部分日食を見る会
2019.11.14|/ 願立寺日記

お寺で、部分日食を見ます。

部分食は、太陽が新月の月によって一部が隠される現象で、数年に一度の割で起こります。

今回は午後の日没に向けて、とても観察しやすい条件となっていますのでどうぞお越し下さい。

天体望遠鏡でも見ますが、望遠鏡をつかわなくても日食メガネ(濃いフィルター)を使うと

安全に見ることができます。

 

とき  2019年12月26日   14:15~15:45頃

場所  願立寺 境内

 

◎大阪での部分食の時刻

14:23  欠け始め

15:31  食の最大      (食分  35%)

16:32  食の終わり

 

自由参加・無料

先着30名に日食メガネを差し上げます。

(参加多数の場合、一家に一つになる場合があります)

出来るだけ子どもたち等をお誘いください。

曇りの日、雨の日は見えませんので中止します。

問い合わせ 072-949-5982

washi@cosmos.zaq.jp

 

国立天文台HPより  (大阪では時刻が少し変わります)

しし座流星群2019
2019.11.10|

例年、11月の中頃にたくさんの流れ星がみられる流星群で、しし座を中心に

周辺に放射状に明るい流れ星が飛びます。

 

住職が中学生の頃1965年の11月18日の明け方に数え切れないほどの流れ星を

見て星に興味を持つきっかけとなりました。その後、あまり飛ばなくなった

のですが、2001年の同じ日、また同じようにたくさんの流れ星が飛ぶのに

遭遇し、運良く人生に2回も流星雨に恵まれたことになります。

この流星群はテンペル-タットルという周期彗星がその軌道上に撒き散らした

小さな塵が地球にぶつかってたくさんの流れ星になる現象で33年ぐらいの

間隔で凄い流星雨になるということらしいのです。

 

今年は18日の午後2時頃が一番のピークで、私たちが見る事のできる未明と

随分ズレているので期待うすとか。でも、30分程で数個の流れ星は見られる

はずですので、明け方の東の空を眺めて見てはいかがですか。

 

11月18日の未明、3時過ぎ東の空。望遠鏡はいりません。赤い印が放射点

図はIステラより

すさみの星空2019
2019.11.1|

10/30-31

前線通過に伴い、天気が安定しそうなので
この辺りでは一番暗い空の有る「すさみ」まで遠征して
星を見てきました。(同行3人、現地2人)

予想はほぼ当たって、晴れ間が広がり綺麗な星空をみることが
できたのですが、何となくいつもの真っ暗な「締まった空」
ではありません。原因は黄砂でした。黄砂は春のものと
思っていましたが、秋にもあるのですね。

現地に◯村さんも来ており、氏の50cmドブであちこちの
星雲を眺めました。はくちょう座の網状星雲の様子や
オリオン大星雲の茶色系の色や細かな暗黒帯の揺らぎが
これほどまでにリアルに見えるとは。

 

日没後二日月と右下に微かに見えはじめた金星

 

オリオン座が登ってきました。

北の星の動きと本堂
2018.9.25|

 

北極星を中心した、北の星空の動きです。

夜空の明るい八尾の空では、少し前のフイルムカメラでは

昼のように 真っ白になってこのような写真は写すことが

できませんでした。

最近のデジタルカメラを使って、短い露出を何十枚も重ねると

このような長時間露出した星の動きが写せるようになったのです。

合計の露出時間は60分

 

中心のほとんど動いていない星が北極星、右端の木の枝の

間を登るのがカペラという一等星です。

アメリカ皆既日食2017
2017.8.27|

お盆のお勤めのあと、暫くお休みをいただき、お寺を若院に託して

アメリカ大陸で起こった皆既日食を見てきました。

 

ときは2017年8月21日、場所は北米大陸の西部、アイダホ州レクスバーグです。

かつて冬季オリンピックが開催されたソルトレイクシティからさらにバスで

4時間、砂漠気候の中、麦やジャガイモ畑、牧場がひろがる広大な田舎町でした。

 

ダイヤモンドリング

 

午前11時33分、皆既になる直前、太陽の光が少し残ったときに見られる

「ダイヤモンドリンク」とよばれる様子です。そのあとの2分あまりが闇夜になり

ふだん全く見ることができない「コロナ」が黒い太陽のまわりに輝きました。

望遠鏡では無数の流線が入り乱れ、もったいないぐらい「神秘的」の一言でした。

 

コロナ

 

闇夜といっても月明かりのある夜ぐらいの明るさの空でしょうか、空にはコロナをはさんで

金星や木星が見え、少し離れたところにうしかい座の一等星も確かめることができました。

深い漆紺の空にぽっかりとコロナが輝き、地平線360度にわたり夕焼け(日食焼け)

のようなオレンジ色に囲まれ、集まったたくさんの人々の歓声とカメラのシャッター音が

響いていました。

 

皆既中の周辺状況

アイダホ州レクスバーグにて

 

気が付くと真っ赤な紅炎がみえ、太陽の光が戻りはじめる二度目のダイヤモンド

リンクとともに皆既は終了しました。

 

日食は太陽を手で覆うと太陽が見えなくなる、という簡単な事と同じなのですが、

手の代わりに月が宇宙空間で太陽を隠すことから、白昼に一瞬の闇が訪れ、昔から

驚き恐れられてきたのです。

 

科学の発達した現代では月日どころか、分、秒まで正確に計算され予告された通りに

起こります。当たり前のようで不思議な感覚になりました。

 

1サロス後の2035年9月2日には日本の能登から長野を通り水戸に抜ける皆既食が

あります。住職はその時84歳(杖をついてでも?この世におれば)

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