ほうき星(ネオワイズ彗星)が夕空に見えます!
2020.7.11|/ 願立寺日記

ネオワイズ彗星というほうき星が夕空に見えはじめます。チャンスは7月中、午後8時

ごろの半時間、北西の空、北斗七星の下です。(ほうき星=彗星)

 

一般にも報道されはじめましたが、明るい彗星が7月初めに太陽に接近して肉眼でも

見えるようになりました。日本では長梅雨で天気に恵まれず多くの人の目にはまだ

見られていないようです。外国や北海道で撮影された写真を見ると、少し前にヒット

したアニメ映画「君の名は」に登場した美しい彗星の姿にそっくりです。映画では

大地に衝突して大きなクレーターを作り、村を消滅させる設定でしたが、つい先日

関東の空に大火球が見られ隕石が落下し習志野隕石と名付けられたのには、偶然とは

いえ驚きました。

 

7月上旬は明け方の北東の空低い位置にありますが7月中旬から夕方の北西の空に見え

はじめ、明るさは約2等から3等星程度、ほうき星の名前のとおり淡い尾を引いて

いる様子が見られるようです。明るいのは一週間程度8月になると暗く淡くなって

やがて遠ざかり見えなくなってしまいます。

 

このような肉眼で見られるほうき星が日本で見られるのは1997年に現れた

ヘールボップ彗星以来で23年ぶりです。下記の星図を参考に探してみてください。

図は16日と20日の2日分ですが、彗星は毎日見られ少しずつ星座の間を動いて行く

のが分かります。

 

今回は運悪く、梅雨空が続いている為見えるチャンスは短時間になりそうなの

が残念です。暗い空では明るく肉眼でも見えますが、双眼鏡などを使われると

特徴のある尾など淡い部分がよりはっきりと見られるでしょう。

 

7月16日 午後8時半の北西の空の様子

上の「北斗七星」の星の並びが探すヒントになります。彗星の明るさ2等~3等程度

 

7月20日午後8時半のほうき星、少し高くなり見やすくなります。

彗星の明るさ3~4等程度に少しずつ暗くなります。

 

※この図の作成は「iステラHD」を使いました。

 

 

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