花まつりに長谷川義史さん登場!
2015.4.5|願立寺日記
今年の花まつりに、絵本作家の長谷川義史さんがきてくださいました。
午後2時に開始予定でしたが1時過ぎからボツボツ参加者の姿が・・開演時には本堂は100名を越す子たちや年配の方々でいっぱいになりました。
始めに住職と一緒にご本尊とお釈迦様の誕生仏に手をあわせ、お釈迦様の誕生をお祝いしました。まもなく、長谷川さんの登場「わぁー!テレビと一緒や!」という声に場内大爆笑、そしておおきな拍手とともに、あっという間にあののんびりとした長谷川義史の絵本の世界に引き込まれてしまいました。
スクリーンに著書の絵本「串かつやよしこさん」「おねしょのかみさま」「おかあちゃんがつくったる」「へいわってすてきだね」「だじゃれ日本一周」などの作品を映し出しながら、笑いあり、しんみりとした涙ありのお話しでした。特に、「おかあちゃんがつくったる」でのちいさい頃お父さんをなくされて寂しかったとき、ご飯でも服でもなんでも作ってくれたお母ちゃんでもつくれないものがあるって聞かされたとき、本当に大切なものがあるんだなと、心にしみるお話しでした。
一番の見どころは、一枚の白い模造紙に筆と墨汁で、想い出話しをしながら絵を描いていかれるところでした。すーすーと描いていかれる線にまったく無駄がなく、ちょっとした一筆で表情が怒ったり、泣いたり・・・・さすがで、来場された皆さんはその筆使いにおおいに感動されていました。きっと将来絵本作家になりたいと思った子たちもいたような気がします。
帰り際先生の絵本にサインをしてもらい宝物のように胸に抱いて帰っていかれました。