🌠星空ナウ(2025年8月)
2025.7.28|星
*******************************
星空ナウ(2025年8月)
*******************************
◆ 空が暗くなる宵、空の高いところに夏の大三角、ベガ、アルタイル、デネブの3つの一等星が見えます。夏の星座を探す良い目印となります。キャンプなどに出かけ空が十分に暗い場所ならば、その大三角から南の空へと続く天の川がモクモクとした雲のように見えることでしょう。南に低くS字の星が並んださそり座の尾の先あたりが天の川銀河の中心です。12日と13日の未明には、金星と木星が接近し、12日の夜には、月が土星に接近します。ペルセウス座流星群は、12日深夜から13日未明にかけて極大を迎えます。今年は月が明るい時期と重なるため条件はあまり良くありませんが、三大流星群の一つ、たくさんの流れ星を楽しめるでしょう。
・
◆ およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」は昨年から特に変化なく、爆発の周期が延びているようです。最近では宵の南に高く見える位置になっています。増光時には2等星程になり、明るい時期は1週間ほどですのでチャンスは逃さないようにしたいものです。
・
◆八尾から2時間以内の満天の星見ポイント、オススメ
①大台ヶ原山上駐車場 (奈良県・土日祝は多い・家族グループ向き・冬場不可)
②護摩壇山駐車場 (和歌山県・天文マニア・グループ向き・冬場不可)
③みさと天文台 (和歌山県・公開天文台・宿泊あり・ガイドあり)
④大塔村星のくに (奈良県・公開天文台・宿泊あり・ガイドあり)
⑤西はりま天文台 (兵庫県・公開天文台・宿泊あり・ガイドあり・規模大)
※詳しくはネットでご確認を。現場ではヘッドライトの減光など星見マナーを守りましょう。
・
08月01日 上弦の月(じょうげん)(夕方南の中天に見える半月、欠けぎわにクレーター綺麗)
08月07日 立秋(りっしゅう) (二十四節季・暦の上で秋が始まる頃)
08月09日 満月(望・ぼう) (日没時東におぼんのような月、夜空明るく星は見にくい)
08月13日 ペルセウス座流星群 (深夜〜未明、ペルセウス座中心に40個程度/1時間)
08月16日 下弦の月(かげん)(未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
08月17日 ISSきぼう (△04:08南に見え始め〜南東27°〜04:13東北東に消える)
08月19日 ISSきぼう (◎04:07南東に見え始め〜天頂85°〜04:12北西に消える)
08月21日 ISSきぼう (○04:06西北西に見え始め〜北西28°〜04:10北北東に消える)
08月23日 処暑(しょしょ) (二十四節気・残暑も和らぎ、朝夕に涼しさが感じられる頃)
08月23日 新月(朔・さく) (月と太陽が見かけ重なる。闇夜になり星空の観察好機)
08月29日 伝統的七夕(太陰太陽暦・旧暦に基く七夕、月齢6の月が南西に輝く夏の夜)
・
09月のトピックス 9/8皆既月食(2時30分〜3時53分全国的に見られる)
10月のトピックス 10/6中秋の名月(旧暦8/15に見える月、今年は翌日が満月、芋名月とも言う)
・
※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい宵には条件が悪く朝方のチャンスのみ記載しました。日本人宇宙飛行士として大西飛行士が船長として搭乗中でしたがこの8月に油井飛行士と交代されます。今月は17日〜21日頃が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。
また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。2〜3等星くらいの人工衛星が10個20個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。
・
※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)土星等惑星は星座間を動きます。