法話・感話

ロシアのウクライナ侵攻に

枝垂れ梅が咲き始めました。

 

 

 

月参りでロシアの侵攻の話になりました。

 

奥さんは、「絶対戦争はあかんで!」と言っておられました。

「あかんあかん、絶対あかん」「戦争したら無茶クチャやで!」と。

 

太平洋戦争の末期、当時は和歌山におられて終戦を迎えられたそうです。

尋常小学校1年、それでも町の上空をたくさんのB29爆撃機が飛んできて

爆弾や焼夷弾を落としていくのをしっかり覚えておられました。ゴーーンという音、

銀色の大きな機体は忘れられないという。

 

遠くに和歌山城が見えたのですが、天守閣が爆撃を受けてガラガラと

燃えながら、崩れていくのが今でも目に焼き付いているとのこと。

 

お母さんが横の川に防空頭巾を浸けて、頭に被せてもらったことや

お米が無くていつもお腹が空いていて、顔が写るようなおかゆに

小さな芋を浸して食べていたことなど、昨日の話のように語っておられました。

 

 

テレビで戦火のウクライナの様子を見ているうちに、胸が痛くなって

テレビを切ってしまうそうです。

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