🌠星空ナウ(2024年2月)
2024.2.1|星
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星空ナウ(2024年2月)
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◆ 日没が少しずつ遅くなってきます。この時期、木星がとにかく明るく空高く見えています。そして南の空には冬の星座が見えています。オリオン座の三つ星を右上に伸ばすとおうし座のヒヤデス、そしてプレアデスの星団、反対に左下に伸ばせはおおいぬ座のシリウスに行きつきます。シリウスとオリオンのベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと綺麗な正三角形が完成し冬の大三角とよばれています。夜が更けると、冬の星座と入れ替わるように、春の星たちが東の空から次々と昇ってきますので季節の移り変わりを感じるこの頃です。
2月の満月は、2024年で地球から最も遠くで起こる満月ですので感のいい方ならいつもより小さく見えることがわかるかもしれません?(写真を撮って比べるとよく分かります)また、今年2024年はうるう年のため、2月の日数が平年よりも多くなって29日まであります。
2月03日 下弦の月 (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)
2月02日 ISSきぼう (◎18:26北西に見え始め〜北北東仰角52°〜18:31東南東に消える)
2月03日 節分(せつぶん) (雑節の一つ、各季節の始まりの前日のこと。豆まきの行事)
2月03日 ISSきぼう (△19:16北に見え始め〜19:02西仰角18°に消える)
2月04日 立春(りっしゅん) (二十四節季の一つ、暦の上で春が始まる日、雑節の起算日)
2月04日 アンタレスの食( 白昼、細い月が一等星アンタレスを隠す。大阪では見れない )
2月04日 ISSきぼう (◎18:27北西低空に見え始め〜南西41°〜18:33南南東に消える)
2月06日 ISSきぼう (△18:30西低空見え始め〜18:32南南西仰角10°に消える)
2月10日 新月(朔) (月と太陽が見かけ重なる。闇夜になり星空観望チャンス)
2月17日 上弦の月 (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)
2月19日 雨水(うすい) (二十四節季の一つ、降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃)
2月24日 満月(望) (日没時東におぼんのような月・遠地点近くにある為小さく見える)
※「ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は2〜6日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により3〜5分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるようです。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・○まずまず・△低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。
また、別のスターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。1〜2等星くらいの人工衛星が10個20個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。
※星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)