🌠星空ナウ(2022年10月)
2022.9.24|

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星空ナウ(202210)

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夕空南に木星と土星が並んで輝き観望の好機が続きます。土星に望遠鏡を向けると美しい環が見えます。環の傾きは50年周期で年々変化しますが、今年の土星は最も土星らしい環の傾き!と言っていいでしょう。深夜になると東に赤い星が昇ってくるのが火星です。火星の赤みは不気味なくらいです。12月の最接近に向けてグングン地球に近づいてきましたが残念ながら小さな望遠鏡では模様までは見えません。89日にはりゅう座流星群が活動の時期を迎えます。13年周期で活発に活動することで有名ですが今年は平年並み、一時間あたり数個流れる程度と考えられています。緩やかに流れるのが特徴で、かつて数百、数千もの流れ星が飛ぶ「流星雨」が記録されています。シリウス伴星も50年ほどの周期でシリウスの周りを回っています。シリウスの主星が明るすぎて眩しく、8.4等の伴星は見にくいのですがここ数年がチャンス。住職は前回1975年頃に、手作りの口径15cmの反射望遠鏡で高倍率をかけて見たことがあります。かなりマニアの世界かな。この時期シリウスは深夜1時頃、南東の空に見え始めます。

 

1001日 シリウス伴星最遠 (シリウスの伴星がシリウス主星から見かけ最も離れる)

1003日 上弦の月     (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

1004日  ISSきぼう    (19:01北西に見え始め〜19:05天頂に消える)

1005日  ISSきぼう    (○18:13北西に見え始め〜北東37°18:18東に消える)

1006日  ISSきぼう    (○19:01西北西に見え始め〜南西38°19:05南に消える)

1007日  ISSきぼう    (18:12北西に見え始め〜天頂68°18:18南東に消える)

1009日  ISSきぼう    (○18:11西に見え始め〜南西20°18:15南に消える)

1008日 寒露(かんろ)           (二十四節季の一つ、晩秋から初冬にかけての露の頃)

1089日りゅう座流星群 (別名ジャコビニ流星群・稀に流星雨の可能性、今年は時間数個程度)

1010日  満月()                  (日没時東にまん丸の月・芋名月・来月皆既月食)

1018日  下弦の月        (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

1023日 霜降(そうこう)      (二十四節季の一つ、寒い朝に霜が降りはじめる頃)

1025日 新月()                 (月と太陽が見かけ重なり見えない。闇夜で星空観望好機)

 

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。明るい星が音もなく移動していくように46分間見えます。(数分の誤差あり)

次の皆既月食は、2022118日夕刻にあります。全国で見られ大阪も観望のチャンスです。・月食の始まり(18:08)・皆既の始まり(19:16)・皆既の終わり(20:42)・月食の終わり(21:49)。同時に皆既中20:32天王星が地球の影に入った月に隠される天王星食が起こります。(これ珍しい!)

 

※国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じ)

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