🌠星空ナウ(2025年10月)
2025.9.30|

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星空ナウ(202510)

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◆夏の大三角がしぶとく西の空に、ペガサス、アンドロメダなど、秋の星座が南から東の空にかけて見頃です。今年の中秋の名月は106日で、満月と1日ずれます。中秋の名月の近くには環の細くなった土星が観望の好機を迎えます。さらに注目は、10月の中旬の夕方西に低く2つの彗星が現れるニュースがありぜひご覧ください。

◆2つの彗星(ほうき星)10月の中旬に、夕方の西空に肉眼的になる可能性があり注目です。最近発見された新彗星スワンはすでに太陽への接近をすませ暗くなり始めました。レモン彗星は最盛期がこれからで特に1010日から月の影響の出始める25日の日没の西空が見頃です。ほうき星らしい淡い尾を上に吹上げている姿を期待したいものです。新しい情報があればこのサイトにアップします。

およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」は昨年から特に変化なく、爆発の周期が延びているようです。最近では宵の南に高く見える位置になっています。増光時には2等星程になり、明るい時期は1週間ほどですのでチャンスは逃さないようにしたいものです。

0930日  ISSきぼう   (○19:13西北西に見え始め〜南西42°19:17南に消える)

1001日  ISSきぼう   (18:25北西に見え始め〜天頂86°18:36南東に消える)

1003日  ISSきぼう   (△18:26西に見え始め〜南西23°18:31南に消える)

1006日 中秋の名月   (太陰太陽暦における815日の月)

1007🌕満月(望・ぼう)   (日没時東におぼんのような月、前日中秋の名月)

1008日  寒露(かんろ)      (二十四節季・夜が長くなり露が冷たく感じられる頃)

1014🌗下弦の月(かげん)(未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

1021🌑新月(朔・さく)    (月と太陽が見かけ重なる。闇夜で星空観察好機)

1023日 霜降(そうこう)    (二十四節気・朝晩冷込み始め、朝露が霜に変わる頃日)

1030🌓上弦の月(じょうげん)(夕方南の中天に見える半月、欠けぎわクレーター綺麗)

11月のトピックス 11/18しし座流星群極大(深夜〜未明しし座中心に流星5/h稀に流星雨)

12月のトピックス 12/12双子座流星群極大(一晩中、双子座を中心に流星40/h月あり)

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい宵には条件が悪く朝方のチャンスのみ記載しました。日本人宇宙飛行士として現在油井飛行士が搭乗中。今月は1日〜3日頃が夕べに見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により35分間見えます。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらい、視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。

また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。23等星くらいの人工衛星が1020個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)土星等惑星は星座間を動きます。

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