火星が準大接近
2020.10.6|/ 願立寺日記

準大接近の火星スケッチ

 

火星が接近してとても明るく見えています。

日が沈んで東の空に、不気味なくらい赤く明るく見えています。

地球には2年2ヶ月ごとに近づくのですが前回が大接近、今回は

それに次ぐ準大接近ということで望遠鏡で見ると肉眼で見る月の

ような感じで表面の模様も見えてきます。

 

画像は最接近の今夜に口径20cmの反射望遠鏡、228倍で眺めて

スケッチしたものです。

上に白く点のように南極冠が見え、左に薄暗い模様が確認できました。

右下がオレンジ色に輝いて最も明るい部分でした。地球と同じぐらい

の速さで自転しているので、時間とともに模様が側面から後ろに

回り込んでいくのもよくわかりました。

 

火星は砂漠のような表面に見えますが、近年の探査機の観測から

水の流れや大規模な土砂崩れのあと等が次々と見つかり、かつては

雨が降り、地球と同じような広い海に覆われていた事が

分かってきました。

 

現在の地球温暖化と呼ばれる私たちの住む星の環境についても

いよいよ、火星を鏡にしなければならない時期になってきたようです。

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