境内のソテツ、珍しい開花
2021.7.28|願立寺日記
珍しいソテツの花の開花とその後の様子です。
この時期になるとソテツは新芽を出し、みるみる新しい葉が中心から出て
伸びていくのですが、今年は様子が違いました。
始めに黄色のおまんじゅうのようなのが出てきて、日に日に上に伸びてき
たのです。
一週間程で写真のようなトウモロコシ状の長さ35センチの花が咲きました。
珍しくてこんなの見たことがありません。
7月10日ソテツの雄花
その後も成長を続けて長さは40センチにもなり、やがて色が黄土色になり
茶色がかってきました。形も少し曲がって枯れてきたようです。
いくら思い出しても前回の開花を思い出しません。少なくとも数十年振り
の開花と思われます。
ソテツはシダ類のように古代から姿を余り変えていない植物のようです。
毎年、クルクル変わる人間さまのサイクルは、このような気の長ーーい
植物には無縁のように呆れているかもしれません。
7月22日ソテツの雄花