🌠星空ナウ(2023年10月)
2023.9.24|

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星空ナウ(202310)

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日の出の時刻が遅くなり、日の入りがずいぶん早くなったことを実感します。 この頃は一日1分、十日で10分の割で日の出入りが変わっていきます。日の入り後、星が見えだすと、西空の高い位置にまだ夏の大三角が見えています。振り返って、東の空にはペガスス、アンドロメダ、ペルセウス、カシオペアなど、秋の星座が占めるようになってきます。

 

夕空、南東の空にポツンと光るのが土星。東の空には土星より明るい木星が見えてきます。また、明け方の空には、さらに木星より明るく金星が明けの明星として輝いています。

 

29日の未明には、ほぼ日本全国で見られる部分月食が起こります。未明の西空で満月が438分に欠け始め、514分欠けが最大(直径の13%)となり、月没直前の554分に終了します。今回は左側がほんのちょこっと欠ける小規模の部分食となります。

 

1001日  ISSきぼう  (△18:37北低空見え始め〜北北東17°18:40北東低空に消える)

1002日  ISSきぼう  (○19:24北西低空に見え始め〜19:27北西45°に消える)

1003日  ISSきぼう  (18:36北北西低空見え始め〜北北東42°18:41東に消える)

1004日  ISSきぼう  (△19:25西北西低空見え始め〜19:28南西28°に消える)

1005日  ISSきぼう  (18:36西北西見え始め〜南西54°18:42南南東に消える)

1006日  下弦の月   (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

1008日  寒露(かんろ)   (二十四節季・夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃)

1015日   新月()            (月と太陽が見かけ重なる。金環日食、日本で見られない)

1024日  霜降(そうこう)  (二十四節季・秋本番になり山野に霜が降り始める頃)

1022日  上弦の月   (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

1022日  オリオン座流星群 (夜半から未明、月の条件良し、1時間5個程度の流星)

1029日  満月・部分月食 (日没時東におぼんのような月、未明に日本各地で部分食)

 

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は16日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により35分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるようです。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらいが視界開けた場所なら見えるかも。また、別のスターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。12等星くらいの人工衛星が1020個と連なって行列飛行する様子は必見です。(よくUFOと間違えられます)

 

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)

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