第二回インド仏跡参拝記④
第二回インド仏跡参拝記④
ネパール
ルンビニの空港からネパールへのフライトは大変でした。ホテルで朝食を済ませたあと空港が濃霧の為、閉鎖中との知らせがあり回復の目途がたたないらしい。搭乗予定の飛行機が来ないので回復を待つしかないといいます。結局は昼頃になって回復し半日遅れで出発できたのですが、霧が晴れなかったら、十時間以上の長距離バス移動を余儀なくされるところでした。しかも山岳未舗装のデコボコ道だったとか。一同ホットしたものです。
ネパールはインドと比べて空気も澄んでゴミも少なく綺麗な印象でした。人口も少なく街がコンパクトだからかもしれません。また、教育熱心なようで学校もよく整備されており学生さんもキチンと制服をきて通学していました。表情も日本人に近く親近感をもちました。
ネパール、カトマンズ市内
エベレスト遊覧飛行
「一度は世界一の山を見てみたい!」という思いを実現させるためツアーの最終に遊覧飛行を計画しました。三回挑戦したものの天候不良でダメだった方もあるとか、今回は幸運にも一発勝負で成功でした。中型の航空機に窓際のみ搭乗で一人、一つの窓が与えられじっくりヒマラヤの山々と最後にエベレストを観覧することができました。ただ、もっと接近して目の当たりにしたかったのですが安全基準が厳しいのか、かなり遠望だったのが残念だったところです。七~八千メートル級の山々が連なるヒマラヤの雪山が次々に現れやがて世界一の横綱エベレストが登場するあたりは見応え充分でした。
7000〜8000m級のヒマラヤの連峰が続く
ヒマラヤの雪山からエベレストを望む
カトマンズ本願寺
カトマンズに浄土真宗のお寺があり旅の終わりにお参りしました。交通事故で全身不随となった故向坊弘道氏によって建立された寺院で、地域の仏教ソナム氏との出遭い、念仏の教えに帰依され2007年に本願寺派から正式に本願寺の名称使用が許可されたという。目立たない建物の中は立派な真宗寺院でした。当日お勤めや法話をされた僧侶は、京都の西本願寺で勉強され日本語も堪能な現地の女性で「久しぶりに本場のお勤めを思い出しました」と笑顔で語っておられました。
バスの渋滞、航空機のトラブル、インドには珍しい寒さなど幾つかのトラブルはありましたが、念願の釈尊誕生や、涅槃の地、エベレスト遊覧の日程を無事終え帰途につきました。
お勤めと法話をされた女性僧侶
カトマンズ本願寺でのお勤め