願立寺日記

新型コロナウイルス感染 山中先生のメッセージ
2020.4.4|願立寺日記

太田第一公園の桜

 

ノーベル賞の山中伸弥先生が、コロナウイルス感染の現状に大切なメッセージを

発表されています。所長便りとされていますが、私たちすべての人びとにあてた

ものに違いありません。紹介します。

 

所長便り 2020年3月26日

「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」

例年より早く桜の開花が進んでいます。いよいよ春ですね。

皆さんにお願いがあります。今年のお花見は、人混みは避け、近くで咲いている桜の周りを

散歩するだけにしてください。

多くの人が集まり、座り込んで宴会するのは、たとえ屋外であっても飛沫感染や接触感染の

リスクが高まります。自粛要請があるとは言え、この週末は全国から多くの人が京都に来ら

れるかもしれません。新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれません。感染すると、

自分は症状が出なくても、周囲に広がって、リスクの高い方には生命の脅威となります。

新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれないと自覚することが大切です。

桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。

1人1人が油断せず、万全の対策を取って頂きますよう、お願いいたします。

山中 伸弥

 

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