教信沙弥の教信寺へ
2020.9.18|願立寺日記
加古川にある教信さんの由緒寺、教信寺(現在は天台宗)にお詣りしてきました。
加古川バイパス加古川東で降りて国道2号線を西に少し走ると 交差に教信寺の案内看板があり
北に100m程行くと正面に立派な山門がが見えてきます。
教信さんは平安末期、奈良の興福寺で仏法を学ぶも、やがて加古川で地域密着の念仏三昧の
布教をおこなった念仏者である。
清貧で小さな庵をこの地に結び、田畑を耕し池を掘り、旅の人びとの荷物を運んだりしながら
常にお念仏の声が聞こえた上人であったと伝わっている。
自身が亡くなれば亡骸は付近に打捨て鳥や動物の餌にするように~と伝え、実際にそうされたと
いう。開山堂の本尊はその残った首を形どったものとの説明がなされていた。
この事は後に一遍上人や親鸞聖人に色濃く影響が伝わり、「某の遺骸は加茂川に打捨て魚に
与えるように」との親鸞聖人の有名な言葉となっている。
山門
本堂 境内は広く様々な伽藍が整い手入れも行き届いている。
開山堂 周辺に桜が多く春には見事なことだろう。
教信沙弥の墓所