法話・感話

丁度よい
2024.7.1|法話・感話



ネジばな(捩花、学名:Spiranthes sinensis var. amoena)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草。別名がモジズリ
境内にそこそこ手入れしていない芝があるのですが、真ん中に二本の面白くて可愛い草花が咲いていました。梅雨の時期が合っているのでしょうか。小さな花が丁度ネジのようにぐるぐる巻きながら伸びています。


丁度よい
お前はお前で丁度よい。顔も体も名前も姓も、お前にそれは丁度よい。貧も富も親も子も、息子の嫁もその孫も、それはお前に丁度よい。幸も不幸も喜びも、悲しみさえも丁度よい。歩いたお前の人生は、悪くもなければ良くもない。お前にとって丁度よい。地獄へ行こうと極楽へ行こうと、行ったところが丁度よい。うぬぼれる要もなく卑下する要もない。上もなければ下もない。死ぬ月日さえも丁度よい。仏様と二人連れの人生、丁度よくないはずがない。丁度よいと聞こえた時、憶念の信が生まれます。南無阿弥陀仏  (江戸時代の僧侶・良寛作)

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