🌠星空ナウ(2023年6月)
2023.5.24|

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星空ナウ(20236)

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◆夏至を迎えるこの月は、一年中で一番日が長く、夜の短い時期です。日没が遅くなり午後7時を過ぎても太陽は沈みません。一番星は宵の明星の金星でしばらく前から西空に輝き続けてきました。4日には見かけ太陽から最も離れて、日没後の西空高く見えます。少し難しい言葉で「東方最大離角」(とうほうさいだいりかく)と呼んでいます。「太陽から東側に見かけ最も離れる」というほどの意味です。

気がつけば春の星座のしし座やうしかい座が西に傾きはじめ、東の空には夏の星、こと座のベガ(織姫)を見つける事ができます。梅雨の時期、どうしても星を見る機会が少なくなる梅雨の晴れ間は空気が澄んでいるため、びっくりするほどきれいな星空に出会えるかもしれません。

 

601日  ISSきぼう  (20:29北西低空見え始め〜天頂51°20:3336°に消える)

602日  ISSきぼう  (19:40北西に見え始め〜北東76°19:46南東に消える)

603日  ISSきぼう  (△20:29西、金星下に見え始め〜南西18°20:33南に消える)

604日  ISSきぼう  (△19:39南南西に見え始め〜南14°19:45南南東に消える)

606日 芒種(ぼうしゅ)(二十四節季・穀物の種まきをする頃)

604日  満月()           (日没時東におぼんのような月、俗称ストロベリームーン)

604日  金星東方最大離角(日没時東におぼんのような)

611日  下弦の月   (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

618日 新月()            (月と太陽が見かけ重なる。闇夜でこの頃星空の観察チャンス)

621日 夏至(げし)        (二十四節季・太陽が北に寄り一年で最も昼の時間の長い日)

622日 月・金星・火星揃う(宵の西空に月と金星・火星が三角に並んで美しい)

626日 上弦の月   (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

 

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は14日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により45分間見えます。コツをつかめばスマホの動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらいが視界開けた場所なら見えるかも。

 

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)

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