🌠星空ナウ (2023年5月)
2023.4.24|

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星空ナウ(20235)

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◆黄砂もひと段落、冬の星座を西に見送り、春の星座が宵の空によく見える頃です。天頂近くの北斗七星の柄のカーブを南に伸ばし、うしかい座のアークトウルスからおとめ座のスピカに続く春の大曲線、そして、しし座のデネボラと結んだ春の大三角を探してみましょう。日没後の西空高くには「宵の明星」として金星が輝きます。

 

556日の夜半に半影月食があります。5日の深夜から6日の明け方にかけて満月が少し薄暗くなる現象です。通常の月食は地球の本影に満月が入って欠けて見えますが、半影月食は普通に眺めていると気がつかないかもしれません。食の最大が0223分になるのでその前後は本影に近い部分が薄暗くなっていることが分かるでしょう。

 

ISSきぼう(国際宇宙ステーション)は、12日~15日にかけて夕空に観察チャンス。下記時刻と方角に注目しましょう。明るい星がスーと音も無く移動していきます。点滅するのは飛行機ですから間違わないように。

 

506日 立夏(りっか)   (二十四節季・暦の上で夏が始まる頃)

506日  満月()           (日没時東におぼんのような、夜半に半影月食)

512日  下弦の月   (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

512日  ISSきぼう  (20:19西南低空見え始め〜天頂71°20:24北東に消える)

513日  ISSきぼう  (○19:30西に見え始め〜南東33°19:36東北東に消える)

513日  ISSきぼう  (△21:07西、金星横に見え始め〜北西21°21:12北北東に消える)

514日  ISSきぼう  (○20:17西に見え始め〜北西35°20:23北北東に消える)

515日  ISSきぼう  (19:27南西に見え始め〜天頂68°19:34北東に消える)

520日 新月()            (月と太陽が見かけ重なる。闇夜でこの頃星空の観察チャンス)

521日 小満(しょうまん)  (二十四節季・太陽の光を浴び、万物が成長していく頃)

5月23日 月と金星接近 (三日月と明かるい金星が左右に並んでとてもきれいに見える)

528日 上弦の月   (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

5月30日  ISSきぼう  (◎20:30北西に見え始め〜北北東44°20:35東に消える)

5月31日  ISSきぼう  (○19:41北北西に見え始め〜北東26°〜19;47東に消える)

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。明るい星が音もなく移動していくように45分間見えます。コツをつかめばスマホの動画で撮影可能です。(数分の誤差あり)・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらいが視界開けた場所なら。

 

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです)

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