法話・感話

今年も彼岸花が咲きました。

 

 

真っ赤な彼岸花が見頃です。

 

暑さも一区切りで朝夕の風が秋を感じさせる頃になると

不思議な程、きっちりと咲きだします。

気温が下がった頃という感じがしますが、昼と夜の日照時間によって

開花するとも言われます。

 

また種を作らず、球根で増えるのが特徴で、これは誰かが植えたということです。

毎年同じところに咲続けていて、多分先代が植えたのだと勝手に思っています。

 

「そろそろお彼岸やぞ、本堂の準備できてるか」と、だれかの声が聞こえるようです。

 

 

◎彼岸花 (別名・曼珠沙華)

彼岸花を「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)と呼ぶのは仏教からきたともいわれ、

お経にはお釈迦様が法華経を説きおわったあと、結跏趺坐され瞑想三昧の境地に入られた時、

天より曼陀羅華・曼珠沙華が降り注ぎ、それが仏の上や諸々の大衆に散らばり、

仏の世界は六方に震動したと表現されています。

 

・曼珠沙華・・四華の一つで、法華経が説かれる際の瑞兆として天から降り、

柔軟花赤団華とも漢訳され、赤い花とされ、見る者の固い心を柔軟にするともいう。

  (岩波仏教辞典)

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