星空ナウ(2024年10月)
2024.9.27|

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星空ナウ(202410)

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10月になると日没が早くなり「秋の日はつるべ落とし」の言葉を体感として感じられるようになります。宵の空ではまだ夏の星座が残っていますが、次第に秋の星座が見やすくなります。秋の四辺形と呼ばれるペガサスの四つの星を目印に北はカシオペア、南はホーマルハウトの星を探してみましょう。一番星は日の入り後の西の低空に金星が輝きを増してきました。南東の空には土星が見え、真夜中になって土星が南中する頃には木星が東の空に見え始めます。17日の満月は、2024年の中で最も地球に近い満月です。いつもより少し大きめに見えるはずですが、中々違いは分かりません。

今年、およそ80年の周期で爆発して2等星ほどに明るくなると予想されている「かんむり座の再帰新星T星」が西に低くなります。9月末時点でまだ爆発していません。12月頃には太陽と重なる方向で一時見えなくなりますので秋の内に爆発して欲しいものです。

10月中旬、「紫金山・アトラス彗星」が夕方の西空に肉眼で見られるほどの、まさに「ほうき星」となって見られる可能性があります。9月末には明け方の空で2等星の明るさになっていますのでさらに太陽に近づき大化けが期待できそうです。101225日あたりがチャンスです。

◆上記彗星と別の彗星「アトラス彗星」が発見され有名な太陽に極めて近づくクロイツ群の彗星であることが分かり月末の10月28日に太陽に接近、その後明け方の南東の空低く見えるかもしれません。この仲間の彗星は太陽に近づくと壊れてしまい消滅することも多く、暫く様子見となります。

1001日  ISSきぼう   (◎西19:18見え始め〜南西仰角48°に消える)

1002日  ISSきぼう  (◎北西18:30見え始め〜天頂仰角75°〜南東18:35に消える)

1003日  新月(金環日食)(朔・月と太陽が見かけ重なる。月明なく闇夜に星がよく見える。日食は南米で起こり日本では見えない)

1003日  ISSきぼう  (△西南西19:19見え始め〜南西仰角14°〜南19:23に消える)

1004日  ISSきぼう  (○西18:30見え始め〜南西仰角27°〜南18:35に消える)

1005日  月と金星接近 (夕空に月と金星が見かけ近づいて美しくみられる)

1008日  寒露(かんろ)     (二十四節季・夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃)

1011日  上弦の月    (夕方南の中天に見える半月、欠け側にクレーター綺麗)

101225日 ほうき星 (日没後に西空低く紫金山・アトラス彗星が見える可能性)

1017日  満月()           (日没時東におぼんのような月、部分月食も日本から見えない)

1021日 オリオン座流星群(夜半から未明、月の条件悪し、1時間5個程度の流れ星)

1023日  霜降(そうこう)  (二十四節季・秋本番になり山野に霜が降り始める頃)

1024日  下弦の月   (未明に南に見える左半月、朝西空に白い残り月)

10月28日  アトラス彗星近日点 (注目のクロイツ群の新彗星、1965年池谷関彗星とそっくり)

ISSきぼう」国際宇宙ステーションは、大阪から見やすい夕方のチャンスのみ記載しました。今月は14日が見やすいチャンス。明るい星が音もなく移動していくように条件により35分間見えます。現在の周回ではほぼひと月半ごとにチャンスが訪れるようです。コツをつかめばスマホの静止画や動画で撮影可能です。・◎高度あり見え方絶好・まずまず・低く見ずらいが視界が地平まで開けた場所なら見えるかも。

また別に、スターリング衛星が打ち上げのタイミングで夕方よく見られているようです。2〜3等星くらいの人工衛星が1020個・・と連なって行列飛行する様子は必見です。

星空の図:国立天文台HPより(大阪の夜空もほぼ同じです

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